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トノサマバッタ料理

 前の記事からの続きです。虫料理が平気な人だけスクロールしてください。

















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トノサマバッタの南蛮漬け

 体の大きなメスばかり選んで南蛮漬けにしました。トノサマは充分な大きさもあり、歯ごたえもしっかりしてます。南蛮漬けのネタとしては小魚に匹敵するくらい素敵です。

 まず、酢・醤油・砂糖・唐辛子の輪切りを鍋で熱してつけダレを作っておきます。

 それから生きたトノサマを沸き立った鍋のなかに放り込んで下茹でし、水をきってからてんぷら衣をうすくつけて揚げました。今回は味がなじむように衣をつけましたが、素揚げでもいいかもしれません。少し時間をかけて揚げると固い後ろ足も美味しく食べられます。

 先に作っておいたタレにトノサマのてんぷらと長ネギの千切りを一緒につけこみます。


 さて、次はオスのトノサマを使います。

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茹でて後ろ足と翅をとったトノサマバッタ

 揚げれば克服できるとはいえ後足の固さは口ざわりを悪くする原因です。昆虫特有のギザギザがよろしくないのですよね。体にくっついてるうちはまだいいんですけど調理中に外れると見た目も悪くなります(トノサマは足がはずれにくいですが、イナゴは簡単にはずれるので特によろしくありません)。

 それと、意外に始末に終えないのが翅。イナゴでは気にならない翅ですが、トノサマクラスになると翅も厚みがあって口の中に残るんです。南蛮漬けにしてみて一番気になったのは翅でした。

 だったら翅も後足も切ってしまいましょう。ちょっと手間はかかるけど、もやしの尻尾を取るのよりは楽な作業です。背中にも固いところがありますが、さらに素揚げにしてしまえば問題ありません。


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トノサマバッタとナスの炒め物

 25日にまた入院してしまうので冷蔵庫の中に大した材料がありません。ナスとニンニクがあったので、これで何か作ってみることにしました。

 ナスはヘタをとって一口大に切ります。

 ニンニクは小片にわけて皮ごとレンジで40秒くらい加熱。中まで火が通ってホクホクになり、皮もツルンと剥けるようになります。薬味ではなく野菜として大量に使います。匂いなんか気にしなーい。抗癌剤で白血球が減り気味だから免疫力をあげるニンニクを沢山たべたいと思います。

 醤油・水・中華スープの素をまぜてあわせ調味料を作っておきます。水溶き片栗粉も用意しておきます。

 フライパンを熱してごま油をしき、ナスをいためます。皮を剥いたニンニクと素揚げにしたトノサマを加え、軽く胡椒をふります。あわせ調味料をザーッと流し込んで少し加熱。水溶き片栗粉でとろみをつければできあがり。

 足と翅をとると食感が優しくなって、ナスみたいな柔らかい野菜とも喧嘩しません。ああ美味しかった。