新・珍獣様のいろいろ がぼちゃんねる

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今日も帰ってきた

 結局、帰ってきてしまいました。がぼ様に咬まれたところだけじゃなく、脇の下あたりのリンパも痛くなってきていたし、抗癌剤は月曜くらいからやったほうがいいんじゃないかということになりました。

 じゃあもう帰っていいですねーっということにはならず、飲み薬だけじゃ足りないので、点滴で抗生物質を入れようとか言われ、午前中に30分くらいで終わる点滴をして、時間をあけて午後にも同じのをやらなきゃダメだとか言われ、しかも今日だけじゃなく明日も来てとか言われて、えーそれって抗癌剤やらないのに入院してるのと変わらないじゃーん、って感じ。

 普通の人ならお泊まりして帰るんでしょうが、とにかく病院のご飯を食べるのもイヤだし、手が動かないので退屈でもテレビを見てるくらいしかできないし、夜も暖房のきいてる病院は寝苦しいし、消灯が早すぎるしーって、いろいろ不満が多いので帰ることにしました。お昼も食べたくないので止めてもらって、職員食堂の串かつ定食を食べてきた。けっこう美味しかった。

 点滴の合間に皮膚科(なぜか外科じゃなかった)の外来でも診てもらったのですが、なんか皮膚科の先生って歯切れ悪いし、
「その猫には予防接種はしてるの?」
とか聞くんだけどさ、あんた犬じゃないんだから、猫の予防施主は対人間用の病気予防じゃなくて、あくまで猫のエイズとかパルボとかの予防なわけじゃん? そんなこと聞いてなんの意味があるんだよと思ったので、
「動物なので口の中に雑菌はたくさん持ってるでしょうけど、狂犬病とかはないはずです。具体的になんの菌が心配なんですか」
と聞いたら
「Q熱とかジストレラとか……」
っていうのね。最初から言えよ。
「ああ、そういうのはないです。家の猫だし、部屋がいだし、過去に何度かかまれているけどそれらしいものが発症したことはなく三日もすると腫れがひいて痛みもなくなります」
と説明したら、
「えっ、ほんとに? いつもは何も治療せずに治っちゃうの?」
って意外そうに聞き返された。「そうです」って答えたら、
「うーん、じゃあそれを信用するとして……」
って、なんだよコイツ。わたくしの言うことにどんな不信があるっつーんだよ。とあやうくブチキレそうになったけどやめといた。

 その上「ドレナージ」だの「切開」だのが必要だと専門用語を多用しおって、わたしにはろくな説明もせずに看護婦さんに「○番のナントカ……いや、×番にしよう」とか指示してて、思いっきり患者の不信感と恐怖心を煽る感じ。まあ、することは予想がついたけど、予想外のことをされても困るんで、
「切開って何するんですか」
と聞いたら、
「注射針でつついて膿みを出す程度のことです」
だと。じゃあ、最初からそう言えって思った。それなら自宅でやるつもりだったんだけど(むかし獣医さんにインシュリン注射用の針とシリンジを沢山もらったのをまだ持ってる)、専門家がやってくれるんだったら自分で左手でやるより丁寧かとも思い、やってもらうことにしたんだよね。

 ところがさー、なんか下手なんだよー。針刺すときに痛いのは覚悟の上なんだけど、膿みを搾り出すときにピンセットなんか使うもんだから、さきっちょの角ばったところが無意味に傷を刺激するわけー。余計に痛いっつーの。これなら自分でするんだったよ。綿棒のさきっちょを転がすようにして押したら、やっぱり痛いけどピンセットでやるみたいな無意味な刺激はないしー。オマケにだなー、きれいに包帯まいちゃってから「やっぱり培養にまわすから」とかぬかして、もういっぺん包帯ほどいて、さんざん搾り取ったあとの傷に綿棒みたいなのをギューギューおしつけて無理やり膿みをとるし。そんなのさっきしぼったのつっこんどけよボケが!!と心のなかで思いましたとさ。

 青○病院って評判悪いんだけど、婦人科はそこそこまともなので「なんで?」って思ってたのねー。でも他の科にかかってわかったよ。たしかにムカつく。アホかっちゅーの。月曜にも外来に来いって言われたけど、正直あんま行きたくない。培養の結果くらいはきいてもいいけど処置は拒否するかも。自分でしたほうがいいっちゅーの、もー、ぷんすかぷん。

 3時半から30分くらい午後の抗生物質を点滴して、今日は院内コンサートで先生とか薬剤師さんたちが一階のロビーで管弦楽をやるっていうから聞いてから帰りました。レベルは「聞くより参加するほうが楽しそう」な感じだったけど、退屈な入院生活にはこういう刺激はありがたいと思ったよ。

 そんなこんなで家に帰ってきたんだけど、明日も点滴するので針は抜かずに留置したまま帰されたよ。右手はがぼ傷で包帯ぐるぐる巻き、左手は点滴のルート(針+短い管)をとめてあるのでネットかかってるし、負傷兵みたいな状態。おまけにこんな苦労をしてるのに、腫れは引かずに段々ひどくなってる感じ。抗生物質はちゃんと効いてると思う。でも菌をやっつけるとこまで行かなくて、ひどくなるピークを後ろにずらしてるだけのような感覚。明日も点滴して、月曜に採血をやって炎症所見と腫れのようすをみて抗癌剤をするかどうか決めるんだけど、もしかしていつもなら治ってる月曜あたりにピークが来てたりして(汗)まあ、白血球が3000くらいしかないので、抗生物質を打ってなかったらもっと腫れあがってとんでもないことになっている可能性もあるから、点滴自体は無駄ではないと思うんだけどね。

珍獣ららむ〜 2007年01月13日(土)20:32

 しっかし、もう入院してもネタはないよとか言ったそばから激しいネタを提供してくれるなんて、がぼ様ったらテクニシャン(涙) 婦人科病棟をうろついていると顔見知りの看護婦さんが「咬まれたんですってー」って楽しそうに言うの。普段は会話もしたことのない看護婦さんまでもが、わたしの顔を見ると"ああ、咬まれた人だ"って感じで「おだいじにー^-^」って言ってたし、ナースセンターにもネタを提供してしまったかも。あいたたたた。

珍獣ららむ〜 2007年01月13日(土)21:53

 自分で書いておいてなんなんだけど、ジストレラってなんだろ。Q熱は知ってるんだけどねえ。口頭だったので聞き間違いはあるかもしれないんだけど、最初イ段に聞こえたのでバルトネラ(猫ひっかき病の菌)とかではないと思うんだよ。サルモネラでもなければコクシエラ(これはQ熱)でもないしー。

てっちゃん 2007年01月13日(土)22:16

猫咬症(ねここうしょう)。
猫の咬み創、犬よりたち悪いんですよ。
パスツレラ菌のことかなあ。
元医療関係者より。

てっちゃん 2007年01月13日(土)22:22

あ、ごめんなさい。
正式病名は猫咬創か、猫咬傷だったかも。
健康な人でも点滴入院したりしてました。
(いい鴨になっていた感あり)

珍獣ららむ〜 2007年01月14日(日)08:40

 てっちゃんさん、こんにちは。

 パスツレラ……うーん、違う気がするー。それならパスツールと語感が似てるから聞き間違えないと思うんですよー。

 でも、なんか歯切れの悪い先生で、婦人科ですでに出てる抗生物質をカルテで確認しながら「○○を××(量)か……倍量投与でいいんじゃないのかな(足りないと言いたいらしい)。いや、△△を追加したほうが……腎機能に問題がないなら……」ってブツブツひとりで言ってるんだけど、いっこも聞き取れない(^^; そんなんだから、パスツレラその他がジストレラに聞こえた可能性もあるかもしれません。

 そういえば、腎機能がって言ってたから、
「これからやる抗癌剤が腎機能に影響が出るかもしれないものなので、それはどうかと思うんですよ」とつっこみを入れたら、軽くスルーされて、これまでの血液検査の結果だけ見て、
「腎機能、肝機能に問題はないと……」
とひとりで納得してた。

 そら数値的には今まで問題は出ておらんですわ(腎機能はね。肝機能は抗癌剤をやるたびに若干の異常値がでとるよ)。でも、影響を予想できる薬なので、抗生物質との組み合わせによって悪いこともあるんじゃないのって聞いたつもりなんだけど、こうもスパッと無視されると後頭部をスリッパで殴ったろかって気になるわ。心配ないなら「大丈夫ですよ」って否定してくれれば、わたしは素人なんでとりあえず信用するのにさー。

 ちなみに、傷はまだ痛いけど腫れは少し引いてきたかもしれません。ゆうべまでは血管にそって赤い部分がひろがってきてたけど、今朝は赤みがとれてました。抗生物質が効いてきたみたいです。