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情報化社会とは一体なんなのか

 せっかく神奈川へ行ったので(前記事参照…と書きたいところだが、このブログツールには前の記事というコマンドがついていないんジャマイカ。代わりになるもののヒントは記事の一覧だ)、ついでに浦島太郎ゆかりの名所で一カ所発見できずに気になっている場所をまわることにした。曰く、横浜の子安通には浦島太郎が足を洗った井戸がある…云々。

 山下町にあるシルクセンター一階に、かながわ屋というアンテナショップがあって、ここには神奈川の観光案内をするカウンターがあったりする。そこで聞いたらパッとわかるのではないかと浅はかな考えをおこしたわたしが間違いだった。もちろん窓口の人たちは親切だったのだが、「検索してみますねー」と、パソコンに向かい…あー、それはもしかしてインターネット検索じゃないですかー。高度な情報化社会って素人が発信した情報をプロが使う世界だったのね(涙)

 で、結局「神奈川再発見」という小冊子を手渡され、ここに書いてあること以外にわかりませんと言われてしまったのですが、そもそもその冊子に載ってる写真はわたくしが写した写真で、冊子を作った人も現地には行ってないはずよ。とほほほ。というわけで、自力で探すはめに。

 京浜急行子安駅近辺の、子安通一丁目のどこかにあることは確かなので、近くにある蓮法寺という浦島太郎ゆかりのお寺に聞きに言ったら住職さんがお留守でわからず。

 子安通一丁目は広くて、車の入れないような路地がたくさんあるから闇雲に歩いてもみつかりそうもない。第一京浜沿いの古いタバコ屋さんに「浦島太郎が足を洗った井戸の跡があると聞いたのですが」と言ったら、「このあたりは漁師町だったのであちこちに井戸があって、どこだかちょっとわからないわねー」とのこと。入江川沿いでお年寄りにでも聞いたらわかるのではと言われて、川沿いで聞き込み。

 最初に出会ったご老人に「浦島太郎ゆかりの井戸は…」と聞いたら「あ、それならその道を上がっていって右にまがって下を見るとあるよ」と、なんかアッサリ教えてくれるし。

 そこは車も入れないような古い住宅街の路地で、教えられた場所に井戸はたしかにあるんだけれど、特になんの説明もない。しかし一緒に来てくれたご老人は「ここが浦島太郎の井戸で見学者もよく来る。あっちにもうひとつ井戸があるけど、あっちは違う」と強固に主張していた。

アップロードファイル 47KB
浦島太郎の足洗い井戸
 太郎が足を洗ったと言われている井戸(たぶん)。太郎ゆかりの井戸だからっていうより防災用に残されてるんだと思う。住所はだいたい神奈川県神奈川区子安通1-184。本当に細い路地にあるので現地で人に聞いたほうがいいと思う。同じ路地沿いに井川湯というお風呂屋さんがある。風呂屋の横にも井戸があるけど「それは違う」と古老の証言。

 なお、今回もうひとつ浦島ゆかりの地をまわりそびれていることに気づいてしまった。近くの七島という土地に浦島太郎が足を洗った川が…(また足かよ)。