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攻略「アンク(ANKH)」

 よそのサイトを見ていると、発表されたばかりのゲームなのに攻略をスパッと書いちゃってる人もけっこういて、それじゃ作った人は張り合いないよねえって思ったりします。だって、解くのは二時間かもしれないけれど、作る人は何日も、何週間もかけてるかもしれないんですよ。それを、自力でやるならともかく、攻略が発表されたら、ろくに考えないうちに見て解いて納得しちゃう人が沢山いるんだと思います。それはあまりにもさびしすぎる。ヒントを話し合うくらいならいいけれど、攻略としてまとめたものは、発表されてから三ヶ月、できれば半年くらいは待ってから出すべきだよなぁと思ったりします。

 さて、今日はドイツ産のリンク探しゲームで「Ankh(アンク)」です。そろそろいいんじゃないかと思うので攻略を書いてみようかなぁと。もともとパソコン用のアドベンチャーとして販売されているソフトの広告用にメーカーで作ったお遊びらしいのですが、とにかく難しくて、解くのに三日くらい必死で頭を悩ませました。

 攻略も、答えをずばり書くのではなく、こういう知識を仕入れると解けるよって感じにしときましたので、攻略を読んでも難しい部分がいくつかあるかもしれません。最後まで解くには、素人でもわかる程度のパソコンの知識が必要です。わからないことは検索など利用して勉強してみてください。質問があればお答えするかもですが、自力で解けたときの喜びを思うとズバリお答えは書けません。謎めいた答え方ならできると思いますが……

◆Ankh(ドイツ語・英語)
http://www.weltmumientag.de/
 エジプトが舞台のアドベンチャーゲームの販売促進用。これ自体にストーリーはなくてページのタイトルに書かれたヒントをもとにリンクを探して先に進む。例えば2面には「Adress change!(アドレスを変えろ)」と書いてあるのでファイル名を見ると「level2.htm」になっているから「level3.htm」に変えてみると3面に行ける、というような具合。脱出系じゃない上にフラッシュゲーですらない。でも解けると最高にうれしい。15面まで。

 このオマケを解いたあと、どうしても本編もやりたくなってドイツ語でもいいから買ってみようかと思ったのですが、輸入ゲーを扱ってる店が少ない上に、ドイツ語のゲームとなるとお手上げでした。どこかにドイツ産のパソコンソフトを売ってる店はないのでしょうか……と思ってもう一度検索したら、ここによると、2006年2月中に発売と書いてあったりして、えー、まだ発売してない? それとも英語版が出るってことなんでしょうか。ちょっと、頭が混乱してきました。体験版があるらしいです。これから落としてやってみます。

 あ、いや、今回問題にしているのは製品版じゃなく、WEBで公開されているリンク探しゲームの「Ankh」です。攻略は続きをどうぞ。









ステージ1
 ページのタイトルを見る。
 Get through the door!「ドアを通り抜けろ!」
 このままのことを実行。

ステージ2
 ページのタイトルを見る。
 Address change!「アドレス変更!」
 これもこのまま。2の次は3だってこと。

ステージ3
 ページのタイトルを見る。
 Don't be so negative!「ネガティブに考えないこと!」
 ネガティブじゃなきゃ何だ?

ステージ4
 ページのタイトルを見る。
 Find the source code!「ソースコードから探せ!」
 ../は、ひとつ上のディレクトリに移動するという意味。この説明でわかんなかったら相対パスで検索して調べてお勉強。

ステージ5
 ページのタイトルを見る。
 Have a look into the future!「未来まで見通せ!」
 ここからはいくらかひねりがある。基本はステージ2と同じだが、単純にページのファイル名ではなくて… あとはソースを読んで考えること。

ステージ6
 ページのタイトルは「6」なのでヒントにならない。
 ソースコードに簡単な英語のなぞなぞが二問かくされている。
 その一問目をフォルダ名、二問目をファイル名にして.htmをつける。

ステージ7
 まずページのタイトルを見る。
 What time is it?「これは何時?」
 夜の絵だが、絵だけでは時刻はわからない。ソースコードを見ると四つの時刻がある。これがヒント。アナログ時計におきかえて考える。

ステージ8
 ページのタイトルを見る。
 polymap「多角形のマップ」
 ソースを見ると座標らしき数字の羅列がある。
 座標を線で結ぶと絵が出てくることは容易に想像がつくので、クリッカブルマップの仕様でhtmlファイルを作ってブラウザに読ませ、タブキーを押すとリンクになっている範囲が浮き出す。それが次のファイル名。

ステージ9
 急に今までと違うページが出現する。砂漠らしき砂の背景で一見すると文字はなにも表示されていないように見えるが、反転させると0と1の羅列がかくされていることがわかる。
 ページのタイトルはStretch「伸縮」なので、ウィンドウを伸縮させると…?

ステージ10
 ページのタイトルはGo get a cookie on the market?「この市場ではクッキーを受け入れてください」
 この場合のクッキーはブラウザのクッキー。このサイトから来ているクッキーにフォルダ名とファイル名の情報がある。クッキーの見方はブラウザのヘルプでも読んで調べる。

ステージ11
 タイトルはUseless「役に立たない」
 何が役に立たないかはソースを見て考える。役に立っていないものの頭文字(四個)を組み合わせて英単語にして.htmをつける。

ステージ12
 ページのタイトルは「12」なのでヒントにならない。ステージ2とステージ5の謎でヒントのファイルを見られる。最初のファイルにはGeve me something else !「私に何か別のものをくれ」とあるので「別のもの」をつけてやると二番目のヒントファイルに。二番目は「./1+1/」とある。./はそのディレクトリでという意味。1+1がフォルダの名前のヒント。色が違っていることが重要。色同士を足すとはどういうことか。関数電卓が必要になるかも(ウィンドウズにデフォルトでついてる)。答えはアルファベット。それがフォルダ名。フォルダ名が正しければファイル名は必要ない。

ステージ13
 画像ファイル名がasskee.jpgなので、asskeeをgoogleで検索するとasciiの読みであることがわかる。asciiコードが関係していることがわかる。画像は妙なぼかしが入っていて、長方形の鮮明な部分が五つある。それぞれの長方形の一辺の長さが何ピクセルなのか数えてアスキーコード表にあてはめたものが次のフォルダ名。

ステージ14
 画像を見る。左の柱にバーコードがある。ファイル名はcode39.gif。「code39 バーコード」で検索して法則を学ぶこと。すべてアルファベット。これが次のファイル名。

ステージ15
 画像を見る。strangeという単語が見えるのはすぐわかる。この画像にはもうひとつ単語が含まれている。そのままではわかりにくい。コントラストや明るさをかえるとわかりやすくなる。また、ステージ14であるものが近いという情報を得ているので、それがフォルダ名。ファイル名はソースコードを見れば簡単にわかるはず。そこへアクセスするとログインしろと言われるので画像でみつけた単語を試せばクリア画面が表示される。