記事一覧

今日の虫:フタモンアシナガバチの巣 #虫 #insect

ファイル 1853-1.jpeg
▲2014年7月24日撮影
 うちのまわりには、毎年フタモンアシナガバチが巣を作ってます。人が通らない場所なので、隣近所にバレないように(えっ)大事にしています。

 いやほんとに、いくらわたしが虫好きでも、大勢が通るような通路にあったら駆除を考えます。が、ここは不審者でもなければ通り抜けない場所なので、まあいいかなって(笑)

ファイル 1853-2.jpeg
ファイル 1853-3.jpeg
▲2014年12月18日撮影

 フタモンアシナガバチは秋になると繁殖と巣作りをやめてしまいます。11月はじめ頃までは成虫が巣に取りついていたのですが、12月に入ったらもういませんでした。空き家になったので巣をとってみました。卵も蛹もおらず、完全にカラッポです。

 右の小さいのは夏の初めに放棄された巣で、左の少し大きめのは11月まで使われてた巣です。フタモンアシナガバチの巣は、スズメバチ類の巣みたいに大きくはならないようです。だいたいこんなサイズで打ち止め。

ファイル 1853-4.jpeg
ファイル 1853-5.jpeg
 裏側です。出っ張ってるところで壁にくっついてました。


 この巣を作ったハチは今どうしているかっていうと、たぶん死なずに越冬してると思います。

フタモンアシナガバチ
▲2013年9月12日撮影

 これは去年の写真ですが、桑の葉に集団でとりついて動かなくなっています。最初はてっきりミツバチの巣分かれのようなものかと思ったのですが、この状態のまま台風が来ても動かず、葉が枯れ落ちる季節になると、桑の幹に移動したりして、11月の中旬までずっとこうでした。

 ある時姿が見えないので、とうとうどこかに飛んでいった(もしくは死んでしまった)のかな、と思ったら

フタモンアシナガバチ
 この伏せたまま放置してあった植木鉢の中で、

フタモンアシナガバチ
▲2014年1月12日撮影

 こんな状態で越冬してました。寒くて動きは鈍いですが、死んではいません。このハチ団子は翌日にはいなくなっていたので、もっと目立たない場所に移動したものと考えられます。

 フタモンアシナガバチは冬になると巣を放棄して、成虫のまま越冬するようです。今よくわからないのは、越冬している成虫が、すべて次世代の女王なのか、働きバチもまざっているのか、あるいはオスも混ざっているのか、ってことなんですが、どうなんでしょう。せめてオスメスくらいは見分けたいものですが、今年はどこで越冬してるか、まだ発見できずにいます。



 なお、スズメバチの被害を頻繁に耳にしますが、フタモンアシナガバチはスズメバチのようには攻撃性がなく、すぐ近くを人が通っても襲ってくるようなことはないです。

 しかし、身の危険を感じれば刺すので、刺激しないことが大事です。

 刺されるとどうなるかっていうと、ハチの毒に対する反応には個人差があるのであくまで「珍獣様の場合」ですが、

 痛いのは刺された瞬間のみ、あとはメチャクチャ痒いだけ!

でした。二度くらい刺されましたけど、とにかく痒かったです。刺されたら水で洗い流して、心配な人は皮膚科に行ってください。心配じゃなくても医者行ったら良く効くかゆみ止めをもらえるかもしれません。

 攻撃性がないはずのアシナガバチになぜ刺されたかっていうと、草むしりをしていないところへスカートのまま踏み込むという、お前アホなんかみたいなことをやったからです。だって家のまわりだし、一瞬通るだけなんだもん。

 草むらにいたハチが、スカートのすそにとりついて、上にむかって歩いたら、ウエストで行き止まりになったので、外に出たくて刺しちゃったってなところだと思います。むしろこんなのにとりついたハチのほうが災難だったと思います。

 この事からもわかるように、公園や野山で遊ぶ時は、長袖長ズボンがいいですよ。足首と手首が広がってないやつを選べばベスト。まあ、野歩きの常識ですけどね。

タグ:

#おりがみ 今日の折ってみた:もみの木

ファイル 1852-1.jpeg
ファイル 1852-2.jpeg

 季節柄、クリスマスツリーになりそうなやつをもうひとつ。緑色の紙が切れたので色が変ですが、Franchesco Guarnieri さんという人が考えた Fir Tree という作品です。たぶんあの手の針葉樹の総称だと思うので、もみの木と訳してみました。

 構造は前のページで折ってみた Jo Nakashimaさんのクリスマスツリーときわめて近いんですが、こっちのほうが複雑で、中級向けかもしれません。ただ、序盤でつける折り目を正確に折るように心がけると、最後は折り目のとおりに畳むだけで形になりますから、思ってるほど難しくはないはず。

 幹の折り方が面白いです。 Nakashimaさんのと完成品は同じみ見えるのに、Guarnieriさんのは八角形から作り始めてます。

 折り方は youtube で見られます。折ってる人は Sara Adamsさんという、昔から youtube でおりがみ動画を公開している人です。






 おりがみの動画は見てくれる人がたくさんいて、わたしもいくつか作ってるんですけど、よそ様が考案したものだと著作権的にどこまでやって許されるのか、ちょっと難しい問題があります。

 折り図になったものをそのままコピーしたり公開したりするのは著作権や版権を侵害するはずなんですが、その作品をどう折るかという手順を、自分なりに説明して図にしたり、動画にしたりすることがなんらかの権利を侵害するかっていうと、ここがグレーのようなんですよねえ。

 そんなこと考えずに大勢が勝手にいろんな作品の折り方をどんどん説明して動画にしまくってるのに、なんでわたしが躊躇する必要があんのか、とは思うんですが、わたしはおりがみを創作する人たちに少なからず尊敬の念を抱いているので(というか、あらゆる創作をする人たちの権利は守られるべきだと思っているので)、あまり大胆なことをしたくないです。

 ちなみに、おりがみには「伝承作品」と「創作作品」があります。創作作品は、誰がその作品を考えたかわかってるもので、伝承作品は折り鶴みたいに誰が考えたかわからないけど手から手へと伝えられてる伝統的な作品です。古典作品と言いかえてもいいかも知れないですね。

 伝承作品ならばどのように紹介するのも自由なので、わたしもけっこう動画を作っているんですよ。幼稚園などで習うものばっかりですけど、案外忘れちゃってる人多いんですよね。

◎わたしが作った伝承おりがみの動画リスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLEF801C7520D338C9
 URLはこれであってんのかなあ。youtubeもgoogleに取り込まれてからイマイチよくわからなくなってるんですよねえ。

 もし↑で見られないようなら↓このへんからどうでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=T7vA0SE18c4&list=PLEF801C7520D338C9

 ここにないもので、こういう伝承作品の折り方を教えて、というリクエスト大歓迎です(リクエストはこの記事にコメントするかtwitterでお願いします)。伝承かどうかは、こちらで調べてみますので、とりあえず言ってみるっていうのもありです(伝承じゃないですってお断りする可能性が高いですが、いちいち凹まないという条件でよろしくw)。

タグ:おりがみ

#おりがみ 今日の折ってみた:クリスマスツリー

 よし、久しぶりにおりがみもやるぞ、ってなもんで折ってみました。季節柄クリスマスツリーなんかどうでしょう。

ファイル 1851-1.jpeg
 これは Jo Nakashima さんという人のデザインで折り方は youtube でみつけました。わたしが作るとクリスマスツリーというより風にゆさぶられたもみの木みたいですが。


タグ:おりがみ

#映画 サンリオの『くるみ割り人形』79年版と2014年版

 先日、サンリオの『くるみ割り人形』の2014年版を見に行ったとツイートしたら、お気に入りに入れたりリツイートしてくれる人が少しいたので、さまざま心にひっかかることがあるんだろうなと想像します。

 まず、この映画は、1979年版がオリジナルです。この時代なので当然 CG ではなく人形アニメでした。ちょっとずつ動かしてコマ撮りしたものを、つなげて動画にしたものです。

 2014年版は、その人形アニメを再編集して、ノイズをとったり、色を修正したりして、一部新しいアニメーションなんかもて、作り直したものだそうです。なので2014年版もちゃんと人形アニメですよ。

 では、どのくらい作り直されているでしょうか。

 まず、ストーリーはほとんど同じと考えていいです。結末が違うとかはないです。

 ただ79年版には冗長なシーンがけっこうあります。たとえば、実写でクラシックバレーの一場面がかなりの時間挿入されたりするんですけど、2014年版ではここを削除して、かわりに蝶や花のアニメーションが入ってたと思います。

 それと、79年版にはネズミにされた姫の呪いをとくために、各界の名士が集まって会議をするシーンがあります。ここもかなり長いです。当時の有名タレントが声優をやっていて、大橋巨泉が11PMのオープニング曲にあわせてしゃべってたり、牧伸二がウクレレかきならしたり、玉置宏が「一週間のご無沙汰でした」と言ったりしてます(笑)そんなモブみたいな役まで特別出演で固めてるので、かなり豪華な作りと言えますが、ぶっちゃけただのギャグシーンなので2014年版ではザックリ削除されてました。

 このシーンが削除されちゃってるせいで、姫の呪いが解けた直後に、もう世界中からお祝いの人たちが駆けつけてパーティーやってるみたいになっちゃってるんですけど、実はあの人たちは呪いを解く方法を考えるために招かれていた人たちなんです。

 また、アフレコは全部やりなおされています。声優さんも当時とまったく違う人ですね。79年版のクララは杉田かおるでした。今やあばずれオバサンになってしまった杉田かおるですが、当時はまだかわいらしいんですよ。表面上は(笑)

 音楽もまるっと作り直されてます。79年版は羽田健太郎が音楽を書いてて、もんのすごく昭和テイストです。途中に今聞くとこっぱずかしいポップス調の挿入歌が入ってたりもします。

 たいていの場合、リメイクだのリクリエイトだのは「オリジナルのほうがずっといい」って言いたくなるんですが、この作品の場合、おおむね悪くはないです。いや、かなりいいかもしれない。

 でも、わたしとしてはどーーーしても気に入らないのが色を修正しすぎてる事!
ファイル 1850-1.png
▲1979年版 手持ちのDVDよりキャプチャして引用(懐かしさのあまり買ってしまったんですよ。当時のフィルムをHDリマスターしたものだそうです)

ファイル 1850-2.png
▲2014年版 公式サイトの動画からキャプチャして引用
http://kurumiwari-movie.com/

 同じ場面を切り取ってみました。いくら引用のレベルといっても映像作品だと著作権的にこんなことしちゃまずいような気がします。わたしの共犯者になりたくないなら転載は絶対しないでください。また、サンリオ様から削除の要請があれば応じるつもりですのでいつでもお叱りください。

 それはともかく、こんなに違うんです。修正というよりケバく塗った感じなんですよ。そのせいか、ちょうどこのシーンのようにクララが大きな口をあけて驚いてる場面なんか、自分には下品に見えてしまって「あれ、こんなだっけ??」と不完全燃焼。

 2014年版を映画館で見てから、注文した79年版のDVDを見直して。やっぱ昔のクララのほうが可愛いよなって安心しました(笑)

 ただ、わたしは79年版を映画館で見てないんですけどね。サンリオのアニメ映画は田舎の映画館には来ないので、上映後何年かたってから群馬テレビでやってるのに気付いて見ました。

 2014年版は11月封切りだったのでもう上映が終わってる館が多いでしょうが、そのうちDVDが出るでしょうし、昔懐かしい人とか、古典作品として名前だけ知ってる人とか、ぜひチェックしてみてください。人形アニメとしての出来はかなり良いです。

 今はこんな長編人形アニメは作るお金も時間もないんだろうなと思うと、ちょっぴりセンチな気分になってしまうのでした。


▲1979年作品のHDリマスター版です(DVD)。リンク先は Joshin web CD/DVD楽天市場店 です。わたしもここで買いましたが送料無料で税込み1555円です。


▲同じく1979年作品のHDリマスター版でブルーレイディスク。リンク先も同じ。送料無料税込み2592円。


2014年版は映画館でどうぞ
◎くるみ割り人形 2014年版の公式サイト
http://kurumiwari-movie.com/

http://kurumiwari-movie.com/theater/index.html
 ここに上映館のリストがありますが、数は少なくなってるけどやってないこともないです。

ずっと忘れられない、月齢がトリックになっている刑事ドラマの話

 前の記事で月の話をして、思い出しました。

 それはずいぶん前、二十年かそこら、いやもっと前かもしれないんですが、何かのドラマで見た話です。週一の刑事ドラマだったかもしれないし、二時間枠のサスペンスドラマだったかもしれないですが。

 ある事件が起こります。殺人事件だったかもしれません。しかし、犯人は長いこと逃げつづけています。

 そうしたある日、どうやらコイツが犯人らしい、という男(Aとします)が逮捕されます。そのAは容疑を否認していますが、警察は完全にAが犯人だと思ってます。

 そこへ自分が真犯人だという老人(Bとします)が名乗り出て、犯行現場からどっちの方向に下弦の月が見えたと証言します。

 ところが老人が指さす方向には、犯行当時は民家があって、月なんか見えるはずがないのでした。

 それにAはB老人の娘の婚約者かなんかにあたるため、警察はB老人がAをかばって嘘をついているんだと決めつけて取り合いません。

 しかし、B老人は自分が真犯人だと言い続け、なぜ信じてくれないのかと泣きながら主張します。それを見て刑事が「もしこの人が真犯人ならば、なぜ見えもしない月が見えたと証言するんだろう?」と調べ始めるのがストーリーです。



(なんでこんなことが起こるのか、考えたい人のためにちょっとスペースをあけておく)




 結局どうなるかというと、B老人が真犯人だと証明され、娘の婚約者は無罪放免になりました。

 犯行当時、月齢は下弦ではなく上弦でした。また、月が見えたとされる方角には確かに家がありましたが、二階に窓があり、ちょうど犯行時刻の月がその窓に映ってたんじゃないかというわけです。

 B老人は近眼で、犯行に及ぶ際に眼鏡をなくしていたために、その月が窓に映ったものとわからなかった、というのがオチでした。


 この話はすごく好きで、細部を覚えてないのに月齢のトリックだけはずっと覚えてるんです。特捜最前線だったような気がするけど違うかも知れません。なんのドラマか覚えてる方は、ぜひコメントを残して行ってください。お願いします。


ファイル 1849-1.png
▲下弦の月は深夜に東の地平線から昇ってくる。東の空では弦が上になっているけれど、時計の針と同じようにくるっと動くので、西に沈む時には弦が下になる。だから「下弦の月」

ファイル 1849-2.png
▲上弦の月は深夜には西の地平線に沈んでしまう。この絵のように西に沈む時は弦が上になっているけれど、東から上ってくる時は弦が下になってる。

 窓ガラスに映っていたなら空の低いところの月でしょう。どちらにせよ犯行は深夜の出来事だったということです。

絵だけ貼って放り投げるのは不親切だと思ったので追記

 ドラマの老人は、東の空を見て下弦の月だったと言ったわけですが、実際には西に沈みつつある上弦の月が、東にあった建物の窓に映ってました。

 頭がこんがらがりそうな場合は、沈み行く上弦の月の絵に、鏡をあててみるといいかもね。鏡のほうが東だとしたら、下弦の月と同じ向きになってるでしょ?

タグ:空と雲