コンニャクについて
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和名 | コンニャク(蒟蒻) |
別名 | コンニャクイモ(蒟蒻芋) |
学名 | Amorphophallus konjac |
科名 | サトイモ科 |
沖縄口 | |
アイヌ語 | |
中国名 | 魔芋 魔芋豆腐 |
英名 | Konjac |
エスペラント | amorfofalo |
その他 | 곤약(韓) |
花 | 滅多に咲かない |
原産地 | インドまたは東南アジア |
蒟蒻芋(こんにゃくいも)
コンニャクという植物の球茎のこと。また、コンニャクという植物の別名。
蒟蒻玉(こんにゃくだま)
コンニャクという植物の球茎のこと。蒟蒻芋。
玉蒟蒻(たまこんにゃく)
ピンポン球状に作った蒟蒻(加工品)のこと。山形県などでよく利用される。
蒟蒻版(こんにゃくばん)
印刷法のひとつ。寒天版ともいう。浅い箱に流し込んだゼリー状の物質に、ある種の染料インクで紙に書いた原稿をあてると染料がゼリー版に転写される。これに印刷用の紙をのせて押さえると数十枚の複写ができる。参考>株式会社ショーワ:Web謄写印刷館
版にするゼリー状の物質は、ゼラチンと膠を混ぜて作る(Infoseekマルチ辞書)そうだ。蒟蒻芋を利用した例があるかどうかは未確認。
ねぎとこんにゃく下仁田名産(ねぎとこんにゃくしもにためいさん)
群馬の名所や偉人、名産品などを詠み込んだ「上毛カルタ」の「ね」の札。
山ふぐ
蒟蒻(加工品)を薄切りにして皿に並べたもの。フグの刺身に似て陸でとれるからその名がある。広島、愛媛、島根などの郷土料理。参考>島根県津和野町観光協会
コンニャクマンナン
蒟蒻の主成分である水溶性の中性多糖。グルコマンナンとも。ヒトの消化酵素では消化できず、水を含むと数十倍にふくれる。
マンナンライフ
群馬県富岡市の蒟蒻製品製造販売会社。グルコマンナンを利用したゼリー状のお菓子を作っている。代表的な商品である蒟蒻畑(こんにゃくばたけ)は、幼児や老人による誤嚥下事故が何度か報じられたが、独特の食感に根強いファンも多い。2008年現在、誤嚥下事故防止対策のために一時的に製造が中止されている。
凍菎蒻(しみこんにゃく)
菎蒻の乾物。菎蒻(加工品)を冬の寒い日に外へ並べておくと自然の冷え込みで夜には凍りつく。日がさすととけて水分が出てしまい、乾燥菎蒻ができる。乾燥した菎蒻は海綿のようになり、水を含ませるとやわらかくなる。食用にもするが、肌にやさしい天然のスポンジとしても使われる。米の栽培が終わった田んぼを利用して作られる。参考>中嶋商店:凍こんにゃく
Amorphophallus
コンニャク(植物)の属名。Amorpho(奇形の) + phallus(陰茎)の意味。花がそのように見えることから。
蒟蒻本(こんにゃくぼん)
洒落本(しゃれぼん)とも。江戸時代に流行した遊里文学。ひらたくいうと風俗街にまつわる読み物。四つ折り半紙の小さな本で厚みがあり、蒟蒻(加工品)の形を連想したことから。
蒟蒻問答(こんにゃくもんどう)
古典落語。二代目もしくは三代目林家正蔵の作とされる。蒟蒻屋の六兵衛が、旅の僧侶にゼスチャーによる禅問答を挑まれて、蒟蒻の話と勘違いして答える。僧侶も六兵衛の仕草を禅の極意と勝手に思いこみ、負けを認めて退散する。昔話として類話が伝わっている。参考>今昔かたりぐさ:豆腐屋のなぞかけ
ほんやくコンニャク
藤子・F・不二雄の漫画「ドラえもん」に出てくる不思議な道具。食べるとどんな国の言葉も自由に理解し、話せるようになる。
斬鉄剣
アニメ『ルパン三世』の登場人物である石川五右衛門が所有する日本刀の名前。すばらしい切れ味で鉄はもとよりどのような硬いものでも切れるが、なぜかコンニャクだけは切れないとされている。