クジラの仲間について
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和名 | クジラ(鯨) |
別名 | 勇魚(いさな) |
学名 | 食用にするクジラは一種ではない' |
科名 | クジラ目の数科にわたる |
沖縄口 | |
アイヌ語 | フンベ(フンペ) hunpe |
中国名 | |
英名 | whale |
エスペラント | cetako baleno |
その他 | |
原産地 |
鯨尺(くじらじゃく)
(1)鯨差しと同じ。大工さんが使う曲尺(かねじゃく)に対して一尺が少し長い物差し。曲尺の一尺=鯨尺八寸。約37.879cm 古くは鯨のひげで作ったと言われている。
(2)(1)を和裁に使っていたことから、尺貫法が廃止されてからもメートル尺に鯨尺も並べて刻んであるものが存在していた。その後、鯨尺のきざみが消えてからも、裁縫につかう長い竹製の定規(主に1m定規)のことを鯨尺と呼ぶ人がいた。
鯨波/鯢波 (げいは)
(1)大波。鯨浪。
(2)戦場であげる、ときの声。
鯨鯢(けいげい、げいげい)
(1)中将棋や大将棋などにある将棋の駒。本将棋(一般的な将棋)には存在しない。
(2)鯨の雌雄。「鯨」は雄クジラ「鯢」は雌クジラとされる。
(因みに、鯢魚はオオサンショウウオの事)
(3)大悪人、または悪党の頭のこと。
鯨鯢の顎にかく(けいげいのあぎとにかく)
海で危険な目にあうこと。鯨におそわれると危険が危ない状態になってしまうことから。
鯨飲馬食(げいいんばしょく)
飲食の量がはなはだ多く、その勢いがすざましいことをいう。酒を飲む勢いは鯨が海水を吸い込むようであり、物を食べるさまは馬が草をはむようであるという意。
鯨幕(くじらまく)
白布と黒布を交互に縫い合わせ、上下の縁に黒布を付けた凶事用の幕。
鯨面(げいめん)
顔にいれずみを入れる風習。「魏志倭人伝」で、古代日本人について「男子無大小,皆面黥面文身」と書かれている。老若男女すべての人は顔にいれずみを入れ、体にもいれずみをいれている、という意味。
白鯨(はくげい)
ハーマン・メルヴィルの長編小説。モビーディックと呼ばれる白いマッコウクジラを追うエイハブ船長の話。
ムーの白鯨(むーのはくげい、むうのはくげい)
東京ムービー制作のテレビアニメ。太古の昔ムーとの戦いで大陸ごと宇宙にとばされたアトランティスが1982年(惑星直列の年)に地球へ戻ってくる。アトランティスの悪しき軍事力による征服から地球を守るため、ムー戦士の生まれ変わりである子供たちが世界中から集められ、空飛ぶ白鯨とともに戦う。
くじらぐも
なかがわりえこ・作の童話。小学校低学年の国語の教科書に載ったことがある。四時間目の体操の授業中に、クジラそっくりの大きな雲が現れて「ここにおいでよう」と子供達に呼びかける。「天まで とどけ、一、ニ、三。」とジャンプすると、なぜか雲に乗れてしまい、街の上をぐるっとひとまわりして戻ってくるという話。作者は「ぐりとぐら」などを書いた中川李枝子。