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足立区西新井・胡録神社の蛇ねじり

 蛇ねじりは、しめなわのように藁をねじって蛇のかたちにしたものを、村の入り口や神社の鳥居、寺などに掲げて魔よけにする風習です。その土地ごとに違う呼び方をしているかもしれません。埼玉県の八潮市や三郷市あたり、東京の足立区には、この風習がけっこう残っているようです。うろおぼえですが、千葉県の市川市とかにもあったような気がします。

 蛇は毎年決まった日に新しいものと交換します。蛇を交換する神事をいつごろやるかは本当に地方ごとに違っていて、お正月の七草の日とか、春先とか、秋の収穫の頃とか、いろいろです。

 また、地元の人たちが朝から集まってひっそりやってしまうことも多いそうで、あんがい知られていない行事だったりします。

 下の写真は足立区西新井の胡録神社で10月27日に写しました。9月の14日か21日のどっちかに通りがかった時にはもうあって、やけに新しい感じだったので、神事はそのころやっていると思います。

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 この蛇ねじり、どのへんが中心地で、どこいらへんまで普及している神事なんでしょう。全国にありますか? わたしは子供の頃に群馬県の伊勢崎市ってところに住んでましたが、知ってる範囲ではこういうのやってる神社はなかったような気がします。

 葛飾区だと蛇の形をつくって掲げるところはなさそうなんですけど、奥戸の天租神社で大注連縄を作ってかかげるのが近いような気がしています。

タグ:蛇ねじり 神社仏閣

赤ちゃんの玩具でガラガラ鳴るやつの中を見たーい!(動画あり)

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 それは、たいていの人が赤ん坊時代にお世話になってるものです。手で持って振ると音がする玩具や、縫いぐるみの中に入っているものです。

 振っても音がするし、転がしても音がします。コロンコロンと金属的だけど、ここちよい音がします。逆さにしても音がしちゃうんだからすごい。

 昔からあるものだし、そんなに複雑な構造ではないはずです。じゃあ、どうなってるのか。想像がつくような気もするけれど、実際に見たことはないですよね。

 大人なんだから買ってきて分解しちゃえばいいんですよね。そう思って、ふと気づいたんですが、この道具の正式な名前すら知らないわけです。適当に「ガラガラ」とか呼んでるけど、それで合ってる?

 じゃあ、そのガラガラを、どこへ行けば買えるんでしょう。ダイソーあたりで手に入れたいんですが、これが案外ないんですよ。100円で売るほど安くはないってこと?

 赤ちゃんの玩具なので西松屋とかにも行ってみました。そういうところには確かにあるんですが、製品になっちゃってるのでそれなりのお値段だし、可愛くできあがってるものを壊すのは、もったいない理論が働いて手がとまってしまうのです。

 ってなことを何ヶ月かブツブツ言い続けていたら、なんと、思い通りのものが手芸屋さんにありました。商品名は「ぬいぐるみ用ガラガラパーツ」とあります。ME-IN baby というメーカー? ブランド? のもので、値段はメモするの忘れましたが250円くらいだったはずです。よしよし、このくらいなら壊して捨てても惜しくないぞ。

 というわけで、ぶち壊して中を見ようと思います。でっきるっかなできるっかな、はてさてふむー、さてほほー。せっかくなので動画も作っときました。




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▲中身はたったこれだけ。外側はボール紙の筒。長さの違う金属の棒とそれを固定している底。風鈴でいうと舌にあたる部分は蓋から針金でぶら下げてあります。

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▲これが良い音をたてる金属の棒。これ自体は叩いてもあまりいい音がしないんです。

 蓋からぶら下がっている「舌」が、この棒にかすかに触れると良い音がします。しかも、ボール紙の筒に入れておかないと大きな音になりません。ふっしぎ〜。

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▲ちょっとわかりにくいですけど、「舌」をはめて逆さにしてみました。舌を針金で下げてあるので逆さにしても働くんですね。これが糸だったら逆さにすると落ちてしまい、音がしなくなるはずです。


 このとおり、想像以上に単純な仕組みでした。音をたてる金属の棒など、もうちょっとすごいものが入ってるかと思ってたのに、ほんとにただの棒だしね!

おまけ:こうやって動画を作ってます

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 自分とテーブルの間にカメラを三脚で設置して、カメラの液晶を見ながら作業してます。おりがみなんかもこの手法でやってます。

 この体勢だと液晶が近すぎて、遠視が進んだ目では見づらいです。ピントがあってるかどうかイマイチよくわからない。

 カメラを通すと遠近感もつかみにくくなり、細かい作業をする時はカメラの横から手元を見るわけですが、カメラが邪魔でよく見えないし、液晶から目をはなしているのでフレームアウトしてても気づかないとか、そんな状態です。

子供の頃、とびっこ飯が好きだった

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▲とびっこ飯。30年以上前に、伊勢崎市の某居酒屋のメニューにあった。丼のご飯に、トビウオの卵がどっさりのってるだけという、大胆な食べ物だった。

 わたしは当時これが大好きだった。大人がお酒を飲みに行くのについていって、コーラやオレンジジュースを飲みながら、最後にとびっこ飯を注文する。

 トビウオの卵はイクラに似た透明な朱色でビーズよりも小さい。うま味は大したことなかったかもしれないけれど、噛むとプチプチとはじけて海の香りがした。

 高価なメニューだったかというと、そうでもなかっただろうと思う。きっとイクラ丼よりは遥かに安かったに違いない。

 でも、わたしにとってはイクラ丼なんかより、ずっとずっと、とびっこ飯のほうが魅力的だった。

 だって、イクラはどんな寿司屋さんに行ってもある。スーパーや魚屋さんでも売ってる。決して安いものではないが、お金さえあれば好きな時に丼一杯食べることができる。

 でもトビウオの卵は自由に手に入らないものだった。群馬は海から遠く、手に入る海の幸は限られている。トビウオという魚自体、図鑑でしか見たことがないのである。

 トビウオは魚なのに翼があるそうだ。敵に追われると海の上を鳥のように滑空するという。まるで伝説の生きもののようだ。おとぎ話の中からでてきたような魚ではないか。

 その、めずらしい魚の卵が、丼にどっさりのっているのだから、そこにあるのは金銭的な価値ではなくて、はるかなる海と珍しい生きものへのあこがれである。

 その居酒屋にどうしてトビウオの卵があったのかよくわからないが、そういえば食用ガエルとか、フルーツバットの塩焼きなんかもその店で食べたような気がするから、珍しいもの好きの店主がやってる居酒屋だったのかもしれない。問題のとびっこ飯はその店でもいつしか見かけなくなり、それっきり大人になるまでトビウオの卵と出会うこともなかった。

 大人になってから東京のすし屋にはとびっこの軍艦があることに気づいた。やがて回転寿司が普及しはじめると、それが意外にも安い寿司ネタであることにも気づいた。

 ガッカリしたかというとそうでもない。子供の頃より身近にはなったけれど、やっぱりちょっと珍しいような気がしている。

 東京は群馬にくらべれば目の前が海と言っていいような場所だけど、生きたトビウオを見たことがある東京都民はあまりいないはずだし、東京のスーパーにだってトビウオの卵はあまりない。皆無ではないだろうけれど、かなり探さないと見つからないんじゃないだろうか。

 珍しいものというのは魅力的なのである。値段とは関係ない。普段あまり見ないものが、美味しそうな料理になって出てくることに意味があるはずだ。「あら珍しい、しかも美味しそう!」と客が喜び、なおかつ素材が安いんだったら、こんないいことはないはずである。

 そこへ舞い込んできたのが例の食品偽装事件だ。あるホテルでレッド・キャビアと偽ってトビウオの卵を出していたというのである。赤いキャビア(魚卵)ならトビウオ卵も含まれていそうなものだけど、日本ではレッド・キャビア=イクラ(日本ではシャケの卵、これもロシア語では単に魚卵の意味だけど)だそうで、ホテルは認識の甘さからくる誤表示だったと言い訳していた。

 わたしは複雑な気持ちでそのニュースを聞いた。子供の頃に海へのあこがれをもって喜んで食べた、あのとびっこを、あいまいな表現でシャケ卵の代用品にしていたなんてね。

 なんというか、とてもつまらない。やってる人たち頭固そう。想像力もなさそうだし、創造力はもっとなさそう。そんなことでは、本当に高級食材をふんだんに使えたとしても、面白いものができそうな気がしない。

 わくわくのわの字もないなら、何もホテルのレストランなんかで高いもの食べないよね。ファミレスでいい、っていうか、ファミレスのほうが面白いものが食べられたりして?!

シャンプーに関するぶちキレ・その2:ジュレーム編

 前の記事でディアジャングルのあとに別のシャンプーを使い始めたら、使い心地が気に入らなかった、という話をチラッと書きました。

 具体的に何を使い始めたかっていうと「ジュレーム」のシャイニーリペア(森の恵み…云々)というやつです。

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▲ジュレームのモイストリペア(左)とシャイニーリペア(右)。写真はメーカーサイトからキャプチャして引用。
http://www.je-laime.com/index.html

 みなさんこの画像を見て何かお気付きの点はないでしょうか。

 わたしがつい一週間くらい前まで使っていたディアジャングルの旧型は↓これです。
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 ぱっと見の雰囲気が、ものすごーく似てるんです。わたしが写した写真がイマイチなので似てないように見えますが、隣に置いてあったらたぶん戸惑います。

 だからといって間違えて買ったわけではありませんよ。商品名が違うことには流石に気づきました(笑)しかし、あまりにも似ているので、最初のうちはディアジャングルのメーカーが新製品を出したんだと思っていたのです。

 よくよく見たら、ディアジャングルはジャパンゲートウェイという聞きなれない会社が発売元で、ジュレームは化粧品で有名なコーセーの子会社(コーセーコスメポート)の商品で、ぜーんぜん関係ないらしいんですよ。これにはビックリ、というかなんじゃこりゃあ、です。なんでわざわざそっくりデザインにしちゃうんだか!

 ここで「なんだ、類似品か」って放り出してたら良かったんですが、わたしはジュレームに興味があったんです。

 前の記事にも書きましたが、ディアジャングルはシャンプーこそノンシリコンですが、ヘアトリートメントはシリコンが入ってるらしいんです(ジメチコノールとかが多分シリコン)。洗浄成分もラウレス硫酸Naなので、今時このくらいは特別でもないです。

 ところがジュレームはシャンプーだけでなくトリートメントもノンシリコンだと書いてあります。しかも、ラウレス硫酸Naフリーだとも書いてあります。
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▲ジュレーム・シャイニーリペアシャンプーのボトル(裏面)

 前の記事で「ボトルを一気のみするわけじゃないから大して気にしない」とも書きましたが、それでも薄毛になるのは嫌だし、洗い心地が悪いのも嫌なものです。何がどう悪くて良いのか専門家ではないのでさっぱりわかりませんが、少しでも良いのだと言われれば使ってみたくなるのが女心、というより性別をこえて共通する人情ではないでしょうか。

 というわけで、買いましたよ、ジュレームのシャイニーリペア。これも高かった。詰め替え用の袋で800円近くしたと思います。大きな袋で買う前に、お試し用の小袋を90円で購入して一度だけ試しました。洗い心地は、一回くらいじゃわからなかったのですが、香りはとてもいい感じだったので、シャンプーとトリートメントをセットで買いました。ボトルはディアジャングルのを使えばいいと思い、詰め替え用の袋で買いました。1600円近くした計算になります。

 ところが、二回くらい洗髪したところで気づきました。なぜか洗った直後から頭がかゆいんです。とくに湿疹が出ている様子はないので、洗浄力が弱いせいかなあと想像するんですが、実際どうなのかちょっとわかりません。

 なんせ洗った翌朝にはかゆくなるので、どうしたって頭をかいてしまいます。これではいくら成分がよくたって、地肌も髪の毛も傷つけてしまい、本末転倒と言えるでしょう。

 しかも、洗いあがりも想像以上にダメでした。髪の毛がくりんくりんにまるまってしまい、まとまりが悪く、ふわふわのもじゃもじゃ。シャイニーって輝くという意味じゃないんですかね。ツヤとかどこへ行きましたかっていう感じ。

 それでも一週間くらいは使い続けたんですけど、かゆみは止まらないし、髪の毛はもじゃもじゃでどんどん貧相になっていくし、もうダメです、我慢の限界! まだ大量に残っているけれど、あきらめて使うのをやめました。香りはいいので本当に残念です。

 結局、自分の肌や髪質に合わなかったら、ノンシリコンでラウレス硫酸Naフリーだからって無条件でいいわけじゃなさそうです。何が良いのかは使ってみるしかないのでしょうが、1600円も無駄にしたのはショックが大きかったです。

 もちろん、こういった使い心地はもとの髪質にもよるでしょうから、自分には最高だっていう人も沢山いるはずです。全否定するつもりはありません。あくまでわたしにはまるでダメだったというレポートですから誤解のなきようお願いいたします。

資料

ジュレーム・シャイニーリペア
シャンプーの成分:

水・オレフィン(C14-16)、スルホン酸Na・コカミドプロピルベタイン・PPG-2コカミド・ココアンホ酢酸Na・ココイルメチルタウリンNa・アーモンド油・アセロラエキス・アルテア根エキス・カニナバラ果実エキス・クロフサスグリ果実エキス・シャクヤク根エキス・トルメンチラ根エキス・ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム・ヒノキ水・BG・EDTA-2Na・PG・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・クエン酸・コーン油・コカミドMEA・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa・トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル・ポリクオタニウム-10・ラウリン酸PEG-2・塩化Na・メチルパラベン・安息香酸Na・香料

トリートメントの成分:

水・PG・ワセリン・セテアリルアルコール・PPG-52ブチル・ジステアリルジモニウムクロリド・アーモンド油・アセロラエキス・アルテア根エキス・イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD・カニナバラ果実エキス・クロフサスグリ果実エキス・シャクヤク根エキス・トコフェロール・トルメンチラ根エキス・ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム・ヒノキ水・BG・BHT・PEG-10水添ヒマシ油・イソプロパノール・エタノール・コーン油・ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート・ステアリン酸グリセリル・ベヘニルアルコール・ベヘントリモニウムクロリド・ポリクオタニウム-39・ミネラルオイル・リン酸・メチルパラベン・安息香酸Na・香料

# 上記はジュレームシャイニーリペアのボトル裏に書いてある成分です。すごく頑張ってボトルから書き写しましたが、正直言うとまるで聞いたことのない薬品名ばかりなので書き間違いがあったらごめんなさい。あくまで参考にとどめてください。


追記1:そういえば自分、ヒマシ油アレルギーだったかも

 成分を見ていて気がついたが、ジュレームには「PEG-10水添ヒマシ油」が含まれているので、頭が痒いのはヒマシ油のアレルギー反応かもしれない。PEG-10水添ヒマシ油は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のことらしい。

 以前わたしはヒマシ油(説明書によればポリオキシエチレンヒマシ油)を溶媒にした薬を点滴されて背中に激痛が走り息もできないほどになったことがある。点滴をやめたとたんにおさまった。医師によると、その薬は溶媒のヒマシ油のせいでアレルギー反応が出る人が一定数いるとのこと。

 「ポリオキシエチレンヒマシ油」と「ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」の性質の違いがよくわからないのと、静注と外用でのアレルギーの出方の違いもよくわからないのでハッキリとは言えないけれど、頭が痒いのはヒマシ油にアレルギー反応が出ているせい「かもしれない」。

 なお、あんまり使い心地が悪いので、余っているジュレームを友達に押し付けて何回か使ってもらったところ、友達も頭が痒いと言っている。ヒマシ油アレルギー患者がそう都合よく二人もそろっているとは思いにくいので、アレルギー説には疑問が残る。

 とはいえ否定もできないので、成分にヒマシ油の文字があるシャンプーや化粧品でかゆみが出たら、アレルギーである可能性も念頭においたほうがよい。

 髪の毛がくりんくりんになるのはアレルギーとは無関係だろうと思う。


追記2:やはり(自分にとっては)ヒマシ油があやしい

 さらに思い出した。わたしは湿布薬で「ハリックス55EX冷感」で、貼った部分に激痛が必ず起こる。しかし「ハリックス55EX温感」では異常が起こらない。

 冷やす効果が強すぎるせいだとずっと思っていたが、もしやと思い添付文書を確認してみたところ、

ハリックス55冷感:添付文書
http://www.lion.co.jp/ja/seihin/brand/067/pdf/067-01.pdf
> 添加物として、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸Na、CMC-Na、グリセリン、ヒマシ油、ポリソルベート80、ヒドロタルサイト、エデト酸Naを含む。
# 上記PDFはこれ書いたあとに差し替えられたらしくて、今のには「ヒマシ油」の記載がなく「その他2成分含有」とかにされちゃってる。2成分がなんなのかわからない以上、アレルギー持ちのわたしは二度と買えませんが。

ハリックス55温感:添付文書
http://www.lion.co.jp/ja/seihin/brand/067/pdf/067-02.pdf
> 添加物として、香料、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸Na、CMC-Na、グリセリン、プロピレングリコール、ポリソルベート80、ヒドロタルサイト、エデト酸Naを含む。

ということで、冷感にのみヒマシ油の記載がある。どうやらヒマシ油は外用でもアレルギーによる症状が出るようだ。


 「ヒマシ油」「ポリオキシエチレンヒマシ油」「ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」の違いについては依然としてわからないが、このうちのどれかで異常が出たことがあるならば、すべてで異常がでるかもしれないと思っておいたほうが無難だということ。しかも、内服・注射・外用のすべてで異常が出る可能性がある。




 なお、誰もがヒマシ油でアレルギー反応を起こすわけではありません。蕎麦粉や小麦粉でショック症状を起こす人がいるように、ヒマシ油に対してもそのような体質の人がいるという話です。

 多くの人にとっては、ヒマシ油が含まれていたところで体に異常は出ないでしょうし、ヒマシ油が含まれているからといって悪いものだとは思わないでください。

追記3:ホントにヒマシ油のせいなのか?

 アレルギーのせいかもしれないと気づいたので、しばらくはシャンプーやリンスを使わずにお湯で地肌を洗い流し、毛先にだけトリートメントを(もちろん成分にヒマシ油が記載されていないもの、以前使ってたのが少し余ってたので)使って様子を見たところ、痒みは止まりました。

 ただ、ちょっと不思議な点があります。

 ここ数年の自分のシャンプー遍歴は、オクト→プロテク→ディアジャングル→ジュレーム(これで痒くなる)なので、ほかのシャンプーについても成分を調べてみました。

 すると、オクトとプロテクには「POE水添ヒマシ油」というものが入っている、あるいは入っていた、らしいのです。またもや別の名前のヒマシ油ですね。ううむ。

 医薬品ではないのでメーカーサイトにそういうデータがなく、あくまで一般の人が書いているネット情報です。間違いがあるかもしれないし、今現在は成分が変わってる可能性もあるし、逆にわたしが使ってた頃のデータではないかもしれず、どうもビミョーな情報ではあります。

 そのようなビミョーな情報であることを踏まえた上で、以前使った時どうだったかっていうと、痒くなるような異常は感じなかったんですよねえ。

 オクトに関していうと、その前に使っていたシャンプー(決まったブランドのものではなく安いものを選んで使っていたので具体的な商品名は覚えてない)に比べてフケや痒みが逆におさまったと感じたし、ずいぶん長いこと使い続けてました。

 その次のプロテク(これはシャンプーだけでリンスは椿油入りの黄色いボトルを使ってたんですけど)も、洗浄力強めでサッパリ洗い上がり、それなりに気に入って何度か同じの買ってたはずです。

 こうなるとサッパリわかりません。仮説としては

・自分が使っていた時代のオクトやプロテクにはヒマシ油関連の成分が含まれていなかったのではないか?

・オクトやプロテクよりも、ジュレームに含まれるヒマシ油関連の成分が段違いに多いのではないか?

・オクトやプロテクに含まれるPOE水添ヒマシ油と、ジュレームのPEG水添ヒマシ油に、性質の違いがあるのではないか? # ちょっと調べた限りだと、 POE水添ヒマシ油と、PEG水添ヒマシ油は表記の違いだけみたいですが…

・ジュレームに含まれるなんらかの成分が地肌への浸透性が強く、ヒマシ油も地肌に浸透してしまうのではないか?

・実はヒマシ油にはなんの関係もなくて、ジュレームに含まれる全然別の成分が痒みを引き起こしているのではないか?

…など、いろいろ考えられる点が多く、もうサッパリ意味不明な状態です。

 とにかく、自分がヒマシ油アレルギーなのは追記1に書いたとおりほぼ確実なので、成分にヒマシ油の文字があるものも避ける方向で様子を見るしかなさそうです。

シャンプーに関するぶちキレ・その1:ディアジャングル編

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▲つい最近まで使っていたディアジャングル・トロピカルモイスト

 わたしは最近までこのシャンプーを使っていました。ディアジャングルのトロピカルモイストです。シャンプーはノンシリコンですが、ヘアトリートメントにはシリコンが入っているようです。洗浄成分はラウレス硫酸Na が一番目に書いてあるので、今となっては成分的にすごいってほどではないかもしれません。

# わたしはこの手の薬品についてあまり知らないし、ボトルを一気のみするわけじゃないので大して気にもしていないのですが、一説によると「ラウレス硫酸Na」は皮膚から吸収されやすくて肌にも体全体にもよろしくないみたいな話をよく聞きます。
# ただし、似た名前の「ラウリル硫酸Na」よりはマシだって話です。ホントかどうかは知りません!

 ノンシリコンのシャンプーは、洗い上がりがイマイチだとかよく聞くんですが、ディアジャングルはナッツ油などが配合されているせいか、指通りやツヤが良く、自分としてはかなり気に入っていました。

 ただ、どうしてもナッツ系のトロピカルな香りがしてしまい、正直言うと香りはあんあり好きじゃなかったです。


 そこで、このシャンプー&コンディショナーを使い切ったところで別のメーカーの別のシャンプーを使ってみることにしました。

 これについては別の記事でもうちょっと詳しく書きますが、ぶっちゃけた話、新しく買ったシャンプーが気に入らなかったんです。

 仕方ないのでディアジャングルに戻そうと思い、店に行ったら…

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▲ディアジャングル・モイスト(写真はメーカーサイトよりキャプチャして引用)
http://www.dear-jungle.com/products/

 リニューアルしてこうなってた!!! なんでも4月に生まれ変わったんだそうです。パッケージだけならいいんですが、使っているオイルや香りまで違うみたいなんですよね。

 とりあえずシャンプーの主だった成分で比べると、

旧トロピカルモイスト
ブラジルナッツ油/アセロラエキス/フコイダン(褐藻エキス)

新モイスト
カムカムエキス/カカオ脂/吸着性ヒアルロン酸

…だそうで、ぜーんぜん違う。その他の細かい成分も、並べて比べるとかなり違ってるんですが、メーカーサイトにそういう情報がないので、前のと比べたかったら店で商品の写真をコッソリ撮影してくるか、家から古いボトルを持参するしか方法がないとか、勘弁してほしい。お問い合わせといったって、窓口は電話ですよ。そんな細かいことわざわざメーカーに電話して口頭で聞くのなんか面倒くさいから嫌だし!

 せめて香りだけでも確認したいのにお試し用の小袋も売ってない。ボトルで買うと950円とかするじゃないの。もう無理です勘弁してください。


 新しいディアジャングルにはモイスト・スカルプ・リペアの三種類があります。リペアっていうのがアーモンドオイル入りで昔の旧トロピカルモイストにイメージが似てそうです。

 買うべきか、かなり悩んだあげく、となりにあったティモテの小袋(シャンプーはノンシリコン・コンディショナーはシリコン入り)98円を買って、とりあえず帰ってきました。ムキー!!!


資料

ディアジャングル・旧トロピカルモイストの成分
シャンプーの成分:

水、ラウレス硫酸Na、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドDEA、ココイルグルタミン酸TEA、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na、ブラジルナッツ油、オオミテングヤシ果実油、テオブロマグランジフロルム種子脂、アストロカリウムムルムル脂、クダモノトケイソウ種子油、ババス油、アサイヤシ果実油、ベニノキ種子エキス、アセロラエキス、ニンファエアアルバ花エキス、オーキッドエキス、クダモノトケイソウ果皮エキス、ココイル加水分解アマランスタンパクNa、褐藻エキス、セラミド2、ヒアルロン酸ナトリウム、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、PEG-7グリセリルココエート、塩化Na、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、香料(ラウリル/ミリスチル)グリコールヒドロキシプロピルエーテル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、(メタクリロイルエチルベタイン/塩化メタクリロイルエチルアンモニウム/メタクリル酸ヒドロキシエチル)コポリマー、クエン酸、クエン酸Na、BG、水酸化Na、PPG-4セテス-20、DPG、トコフェロール、EDTA-2Na、エタノール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、メチルパラベン

ヘアトリートメントの成分:

水、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、グリセリン、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、セタノール、オオミテングヤシ果実油、ブラジルナッツ油、テオブロマグランジフロルム種子脂、アストロカリウムムルムル脂、クダモノトケイソウ種子油、ババス油、アサイヤシ果実油、ベニノキ種子エキス、ニンファエアアルバ花エキス、アセロラエキス、オーキッドエキス、クダモノトケイソウ果皮エキス、ココイル加水分解アマランスタンパクNa、セラミド2、褐藻エキス、ヒアルロン酸Na、トコフェロール、パルミチン酸イソプロピル、ジココジモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、PPG-4セテス-20、BG、DPG、アモジメチコン、ジメチコノール、シクロペンタシロキサン、香料、エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン

# 上記は現在は売られていない、旧トロピカルモイストの成分です。すごく頑張ってボトルから書き写しましたが、正直言うとまるで聞いたことのない薬品名ばかりなので書き間違いがあったらごめんなさい。あくまで参考にとどめてください。

# 現行品の「モイスト」の成分は、買う気になったらあとで追加するかもしれません。なんでメーカーサイトにそういうデータを置いてくれないんだろうね…