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日記いろいろ

映画『告白』を見た

 MOVIXのレディスデイ割引1000円。やけに人気があって、ど平日の真っ昼間だというのに8割くらい席が埋まってました(ほとんど女性)。

 とある中学の、とあるクラスの中で殺人事件が起こります。殺されたのは担任女教師の娘で、生徒の誰かにプールに投げ込まれて殺されました。しかし、表向きには事故死として処理されてしまう。

 そこから女教師の復讐が始まるのですが、復讐なんてありきたりな言葉で説明すると、この映画の恐さや凄さがぜんぜん伝わらない。

 映画館で何度も予告編を見ていますが、てっきり犯人捜しの心理ゲームなのかと思っていました。でも、犯人の生徒は最初からわかっているんです。クラスの全員が、誰が犯人かを最初の段階で知ってしまう(女教師に知らされてしまう)のです。そこから始まる人間模様がものすごい。いじめ、モンスターペアレント、虐待……出てくる人全員が、どこか狂っている。告白というタイトル通り、主要な登場人物の告白の形で物語が進みます。

 とにかくすごい映画でした。女教師役の松たか子が好演というか、めちゃくちゃ恐いです。とても美しく、そして本当に恐ろしいです!!

 難を言うと、やや納得できない点もあります。たとえば[HIVに感染した人の血を牛乳に混ぜて飲ませるという突飛な手段を、なぜ生徒たち全員が秘密として守ることができたのか。生徒の中のリーダー格がバラすなとメールを送ってたらしいけど、そんなメールに効き目があるとは思いにくい。また、血液を飲んだくらいではまず感染しないことくらい知ってる子供がいてもおかしくないのに、誰も疑わずに信じ込んでいるのも謎。犯人Aの母親が仕事に復帰せず子供を虐待しつづけたのも謎です。]などなど、随所に「あれ?」と思う部分はありますが、それらも、作中で語られていないなんらかの要因があったのだろうと納得させる迫力があります。あとで原作読もうっと。

 とても面白かったです。アメリカ映画では作れそうもない、とても邦画らしい力の入った邦画でした。


[追記]原作読んだ
[

  • 原作では少年A(発明家)の母親は東京の大学に戻ることになっていて、少年の家は電車で四時間くらい離れた町にあるらしい。だからといって仕事に復帰できないこともないだろうけど、簡単でもなかったんだろうとわかった。また、父親が直後に再婚しているので、夫婦仲も冷えていて、オマエさえいなければ離婚して仕事に復帰できるのよ、という苛立ちが爆発したのかもしれない。
  • クラスの中に感染率などを冷静に考えられる子はいなかったのかという点でいうと、Aと仲良くなった学級委員の美月ちゃんがそれだった。映画でも少なからずそういう役だけれど、原作では彼女が趣味で集めた試薬を使って牛乳に血液が入っていないことを調べている。
  • しかし生徒全員が結託して秘密を守った点は、いじめの心理で解釈しようとしてもやはり謎。
  • クラス全員にメールをまわしていたヤツは、原作では誰だか最後までわからない。
  • ]

    ポスト茶柱:虹入りの氷

     近ごろ茶柱が立たなくなったとお嘆きのみなさん!!
     茶柱の代わりに新しいプチラッキーをご紹介します。

     世の中には虹入り水晶というのがありますね。水晶にはいったヒビがうまいぐあいに光を反射して虹色に見えるというものです。

     同じ現象が氷でも発生することに気づきました。
     冷蔵庫の氷は空気を含みすぎるのでダメです。市販のロックアイスを使いましょう。
     飲み物を注いだ瞬間にピキッとひびが入り、そこが虹色に反射することがあります。
    ファイル 886-1.jpg
     写真だと虹色に写るだけでヒビだってことがわかりにくいのですが、肉眼で見ると見事な「虹入り」です。

     ただ、茶柱よりずっと確率が高いのがビミョーですね。吉兆としては、もうちょっと当たり感がほしいような気がします。

     なお、茶柱を立てるには、昔のように注ぎ口に穴穴の茶こし部分がついてる急須を使うこと(金属等の茶こしは目が細かいのでダメ)、かりがね茶のような茎部分が多い茶葉を使うこと、などがコツです。最近のお茶は茎がほとんど入っていないので昔の急須で入れてもほとんど茶柱が立ちません。

    小さい急須がほしい

     茶柱で思い出したけど、小さい急須が欲しいんです。

     それは、一見するとごく普通の急須の形をしています。これっぽっちも特殊な部分はないのです。

     ところが、とても小さいんです。湯飲み一杯分くらいしか入らないと思います。たまに日本茶を出す喫茶店などで見かけます。

     買えそうな値段ならば買いたいので、まずは値段を調べたいと思う、どう探せばいいのかさっぱりわからないのです。

     「一人用の急須」とか「玉露急須」などで検索すると、確かに小さい急須がヒットしますが、どれも欲しいと思う形とは違います。お茶屋さんや、陶器屋さんなんかを覗いても、望みの品に出会ったことがありません。

     一度だけ、京都の錦市場で「あっ!」と思うものを見たのですが、店主が接客中だったので話しかけられませんでした。あとで値段だけでも見ようって思っていたのに、帰ってきたらもう品物がなくなっていました(T-T)

     それと、最悪なのは茶こしです。これなら近いので妥協しようかなって思うと、中に金属製の茶こしがついてるんです。そうじゃなく、注ぎ口の根元あたりに、半円形で穴が沢山あいた茶こし部分がついてるやつがいいんです。別に茶柱を立てたいわけじゃありませんが、金属製の茶こしは不味そうなので。

     そんなこんなで、小さな急須を探しています。喫茶店や京都で見たのは、同じような柄だったから、ナントカ焼きという名称がわかれば見つけやすいのかもしれませんが、焼き物はさっぱりわかりません。

    ところで、この花はなんという花でしょうか

    ファイル 886-2.jpg
    ファイル 886-3.jpg
     5月の初めに埼玉のどこだかで写しました。

    写真をまだ貼れるので脈絡なくアリグモ

    ファイル 886-4.jpg
    ファイル 886-5.jpg
     やけにでっかいアリだと思ったら、アリグモでした。足が八本あります。大きなあごがあるのでオスです。

     「変なアリがいるんですけど、何アリですか」って質問をあちこちで見ますが、その多くはアリグモで、足の数を見たら一発でわかるでしょ、みたいなことが多いです。アリは昆虫なので六本足です。

     メスのあごは小さいので、もっとアリみたいに見えます(でも足は八本)。おかしいな、と思ったら、足の数を数えてみましょう。アリに見えて、実はクモかもしれません。

    タグ:植物

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  • 2010年07月02日(金)08時01分
  • 日記

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