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柴又の初庚申、帝釈天の由来、草団子の由来

初庚申

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▲柴又帝釈天・題経寺

 柴又の帝釈天は、六十日に一度の庚申(かのえさる)の日が縁日です。題経寺のご本尊様は、日蓮聖人が自ら刻まれたと言われている木板の帝釈天ですが、江戸時代の中期にどこかへ失われていたそうです。寛永八年安永八年(1779年)、本堂の改修をしたところ、梁の上から出てきたというのですね。その日が庚申だったので縁日になりました。一年で最初の庚申だから、初庚申(はつこうしん)です。

 庚申の日にはご本尊様のご開帳があります(初庚申だけじゃなかったと思う)。平日で朝だったせいか、本堂まで上がって見ている人はほとんどいませんでした(観光客の皆さん方は知らないんだったりして?)。ずいぶん前に一度だけ見に来たことがあるのですが、その時は行列ができてて、チラッとしか見られませんでした。黒い板に彫られてたのだけは覚えてるんですが。

 今回、近くでゆっくり見たのですが、材質は木でした。護摩供養ですすけた天井みたいに真っ黒です。それほど大きなものではなく、高さが七十センチくらい、幅は四十センチくらいでしょうか。その板に帝釈天の立像がレリーフになっています。こういっては何ですが、あまり巧みな手ではないと思います。でも、日蓮聖人御親刻だそうですから、下手なのがかえってリアルだと思います。

 おそれおおくて写真は撮れませんが、参道にある川千家(かわちや)というお店のサイトに、模写(?)があります。

◎川千家
http://www.kawachiya.biz/shibamata/taishakuten.html

2009年の庚申
 1月15日(木)
 3月16日(月)
 5月15日(金)
 7月14日(火)
 9月12日(土)
 11月11日(水)

おいしいもの

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▲縁日にしか店をあけない草団子の吉野家
 参道には草団子を売る店が何軒かありますが、吉野家は縁日など、年に数えるほどしか店をあけません。高木屋や とらや も美味しいですが、ここのもまた違って美味しいです。

 いつもは店先でちょっと食べて帰れるように、四個入りのパックを売ってたと思うのですが、今朝はお持ち帰り用の十一個入りしかなかったのであきらめました。食べたかったのに(笑)

 帝釈天と草団子の由来は、題経寺で下働きの者に草団子を作らせて来客にふるまっていたのが初めだそうです。下働きの一家が参道で草団子屋を開いたところ大評判になりました。当時の草団子はきなこをまぶして食べていましたが、女中として雇った娘があんこをそえることを思いついたところ、さらに人気が出て、現在のような形になりました。あんこは中に入れるのではなく、添えてあります。食べられなかったので写真はないんだよー。

おかざり、御幣猿

 せっかくなので縁起物をいろいろ買いました。

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▲おかざり 1000円也
 前から「群馬では熊手じゃなくて、枝に縁起物をぶら下げたお飾りを買うのよ」とあちこちで吹聴しまくっていたら、なんと柴又でほぼそれっぽいものをみつけましたよ。もしかしたら毎年売ってたのかな。灯台下暗しというやつ?

 形状はほぼこんな感じで、群馬のにはたいてい招き猫がついてるんだけど、帝釈天参道で売ってるのには、どれも付いてないみたい。なぜかしら。

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▲御幣猿 色つきバージョン 1000円也
 元旦に木彫りの御幣猿を買った話をしましたが(こちら)、せっかくだから色のついたのも買ってみました。こっちも木彫りなのかと思ってたら焼き物でした。土鈴になってます。

木彫りバージョンの御幣猿
▲木彫りバージョン 1500円也

 どちらも帝釈天参道の そのだ という木彫りの店で販売してます。

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ごへい猿、草だんご

タグ:地元(葛飾周辺) おまもり 伝説

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  • 2009年01月15日(木)16時44分
  • 日記

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