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明治天皇有馬御野立所の石碑/異体字萌えの世界へようこそ

 旅行の写真などがいろいろたまってるんですが、一記事に貼り切れなかったりして、どうせならブログを新しくしてからにしようかなあなんて思ってるうちに旬を逃しちゃうんですよねえ。リニューアルするにはサーバ機から新しくしないことには重くてしょうがないし。

 そんなこんなで、あまり大掛かりじゃないことをしたいんですが、写真がイマイチなのが残念です。そもそもブログに貼ろうなんて思わず、ちょっとしたメモのつもりで撮ったので。
ファイル 1831-1.jpeg
 石碑です。これはたしか、群馬県の八木原駅からちょっと歩いたところで撮影したんだったと思います。これが全体が写っているという点で一番よく撮れてるんですが、横から写してしまったので正面に何が書いてあるかわかりづらいのが酷いですね。いや、ほんとにメモのつもりだったもので。

 正面に書いてあるのは「明治天皇有馬御野立所」だと思います。だと思うっていうのは「野」の字が面白い異体字になってて、正直言うとホントに野なのか自信ないからなんですけど。

 向かって左側面(写真だと手前側)には「昭和九年十月建設」と書いてあります。

ファイル 1831-2.jpeg
 これは向かって右側の側面から写したものなんですが、群馬郡の「群」が、君と羊を縦に並べた面白い異体字になっているので、異体字萌えで撮影したらこうなりました(笑)

ファイル 1831-3.jpeg
 二枚目の写真の下を写したもので「古巻村」という文字が見えます。正面の「御野立所」も写ってるんですが、これでも見づらいですね。

ファイル 1831-4.jpeg
 一枚目の写真から「御野立」のところだけ切り抜いてみました。これでギリギリ見える感じ。うーん、やはりイマイチだ。


 なんでこんなイマイチ写真を貼ったかっていうと「野立所」を「堅立所」と間違えて読んでる人のブログを見てしまったからなんです。

 群馬郡(もしかすると西群馬郡かも)古巻村の野立所について書いてる人はいないかと思って検索して、どうもみつからないので、ひょっとして「堅立所」って読まれてるんじゃないかと思って検索したというわけなんです。群馬郡のはみつからなかったけど、別の場所のを見事にそう読んでる方をみつけてしまい、自分の検索力の高さにあきれ返りました(笑)

 写真じゃ見づらいですが、書いてあるのはこんな字なんです。
ファイル 1831-5.png
 野立(のだち、または、のだて 両方の読みで辞書に載ってる)という言葉を知らないと、確かに堅立って読んじゃいそう。

 御野立所というのは、天皇陛下など、偉い人が何かを視察にいらした際に、ここでお休みになりました、みたいな場所のことだと思います。有馬って書いてあるからこの場合はお馬さんも一緒だったってこと…なの?(って、人の間違いを指摘しておいてわたしも怪しいじゃん!!!)うん、だから、有馬が地名なのか馬と一緒だったって意味なのかって思ったので検索したんですよ、みつからなかったけど。

 いや、有馬や野立の意味はこの際どうでもいいんです。萌えポイントは異体字ですよ。漢字はおもしろい。横に並べたり、縦に並べたり、バランスを変えたり、手書き文化は自由度が高くていいもんですね!

タグ:群馬

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  • 2014年10月24日(金)19時15分
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