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銀座のカフェーパウリスタでブラジル珈琲を飲むのが銀ブラのはじまり?

 一般に銀ぶらといえば銀座をぶらぶら散歩をすることですが、一説によれば銀座のパウリスタというカフェーでブラジル珈琲を喫することを学生たちが銀ブラと略したのが始まりともいわれているそうです。

 その、銀ブラ発祥のカフェーというのがここ。明治43年(1910年)創業の老舗カフェーパウリスタです。最初はコーヒー豆の輸入販売を目的とする会社だったそうですが、大正2年(1913年)には直営のカフェーを銀座、浅草、丸ノ内ほか全国に展開するようになったそうです。参考サイト>銀座カフェーパウリスタの歴史(公式サイト) #お店で配っている冊子には直営カフェーの開業は明治44年と書かれています。

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▲現在のカフェーパウリスタは銀座の長崎センタービルの一階にあります。大正・昭和の文豪や政治家、芸能人、海外から来たアーティストなど、多くの有名人がこの店で珈琲を飲んだそうですよ。

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▲カフェーパウリスタのマークはサンパウロ市の市章を模したと言われています。パウリスタはサンパウロっ子という意味だそうです。

 オリジナルはどんなのか調べてみたんですが、現在のサンパウロ市章には星も女王も使われていないのであまり似ていませんでした。どちらかっていうと今のブラジル国章に似てますね。

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▲パウリスタオールド(珈琲)とチェリークラフティーのセット。

 パウリスタオールドは創業当時の味を伝えるこの店の味だそうです。深煎りで苦みもコクも濃厚です。これは明治の人たちにとってはクラクラくるような刺激だったのでは。

 このめくるめく珈琲はケーキとの相性が最高です。ミルクは入れないほうが美味しいと思いました。


 実は、銀座に良く行くわりにこの店に入るのは初めてです。先日群馬に行った時、中之条の歴史と民俗の博物館で、女性向けの雑誌に関する特別展があって、少女のあこがれだった有名人も通った店としてこの店が紹介されていました。

 場所は銀座8丁目。このあたりはコインパークに車を置くと30分で700円とかかかるような一等地です。でも珈琲の値段は1杯500円程度で意外に庶民的です。店内も老舗の雰囲気はありますが、特別気取ったところもなくて居心地が良かったです。

◎銀座カフェーパウリスタ(公式)
http://www.paulista.co.jp/index.html

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  • 2013年05月13日(月)19時06分
  • 日記

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