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伊豆稲取の謎の巨石「畳石」と「舫石」

8月の伊豆旅行、日程のまとめはこちら
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畳石

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▲車が止まっててなんだかよくわからないと思いますが、よく見ると玄関先に「畳石」の看板がありますね。

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▲車に隠れていたのは大きな石です。きれいに四角く切り出されているので人工的なものだとわかります。

 これは 1603年の江戸城大改修で使われるはずだった石だそうです。表面の大きさが畳一枚分くらいありそうだというので畳石と名づけられたとか。重さは推定20トンくらいだそうです。

 これだけの大きな石を船にのせて江戸まで運んだそうですよ。伊豆・稲取の石は固くて耐火性にすぐれているというので、昔から城の石垣などに使われていたそうです。

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▲このような石が同じ家の前に二個ありました。この写真は玄関に向かって左側にあったもので、二枚目の写真とは別の石です。

 切り出されたものの何かの理由で運ばれなかった石が稲取の町にはいくつか残っているそうですよ。



 ところで、伊豆から石を切り出したといえば、千葉県市川市の弘法寺にそういう伝説があります。日光東照宮を作るため、伊豆から切り出して船で石を運んでいたところ、どうして船が動かなくなってしまい、しかたなく石をおろし、その石は寺の石段に使われたというのです。

◎涙石と手児奈の伝説(市川市)
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 問題の石段の写真はこちらをどうぞ。


舫石

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 こっちのは舫石(もやいいし)と呼ばれているものです。巨大な丸い石に穴があいています。

 舫うというのは船をつないでおくことです。この石の穴に船を綱でむすびつけて使ったのだろうと言われているそうです。

 謎の、とかタイトルつけておいて、どっちもぜんぜん謎じゃないですね。すみません。

 ただ、本当に船を舫うために使われたかどうかは、実はよくわかんないらしいんですよね。昔からそう呼ばれてたというだけみたいです。

タグ:伊豆

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  • 2012年11月16日(金)14時57分
  • 日記

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