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今日のお昼はモロッコで:自作クスクスの巻

 みなさん、自作の時代ですぞ。不況きわまる昨今ですが、自作心さえ持ち合わせていればメイクミラクルですぞ。たとえば台所にいながらにして世界一周しちゃうとか?!

 ということで今日のお昼はモロッコなのです。モロッコといえばクスクス。

「あ、それってオーストラリアにいるお腹に袋のあるかわいいやつのことでしょ!」

 はいはい、それもクスクスですが、今回のクスクスは小麦粉で作る美味しいものです。

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▲手前の野菜がのってる粉っぽいものがクスクスです。今回はこれを自作しちゃおうと思います。

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▲お皿にデュラムセモリナ粉を平らにひろげます。この写真は50gくらいです。夕飯なら一人前100gくらいかと思いますが、お昼なので控えめに。
# ブクマしてもらったことに気を良くして夜もやってみましたが、75gくらいでお腹いっぱいでした。

 ちなみにセモリナ粉はパスタを作る時に使う小麦粉です。輸入食材店でよく売ってますよ。


←通販だったらこことか。


 さて、お皿に広げた粉に霧吹きで水を与えます。三回くらいプシュプシュっとやって、周りから粉を集めてから、また平らに広げて、手のひらで軽く押さえるような感じで粉を転がすとダマになってきます。

 霧吹き、粉を集める、広げて、転がす。これを何度か繰り返すと……

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▲こんな風になりました。モロッコのお母さんたちは、これを目の粗いふるいにかけて大きさをそろえるんだそうですが、今回は量も少ないのでこのままいっちゃいます。

 モロッコでは、クスクスを蒸すのに二段式の鍋を使うそうです。下の鍋は普通の煮物をする鍋で、上の鍋は底に穴があって蒸し物に使えます。

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▲ちょうどこんな穴のあいた鍋をつかいます。この鍋は燕三条のアウトレットで500円くらいで購入したものですが、まさに二段式で、下で煮物、上で蒸し物ができる構造になってました。こんなの見ちゃったらクスクスを自作するしかないですよねー!

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▲というわけでクスクスを蒸します。手打ちのクスクスは直に入れても下にはほとんど落ちません(注:乾燥クスクスは穴から落ちます)。

# 蒸し方ですが、50gならば10分ほっといていいと思います。もっと増やす場合は、途中であけてみて軽くまぜたほうがいいかもしれません。あと、クスクスをびっしり敷き詰めると下の鍋が噴きこぼれやすいので、どこかを薄くしたほうが蒸気が通っていいです。

 ちなみに、下の鍋には乱切りのナス・輪切りのシシトウ・カットトマトの缶詰・水・塩・胡椒・クミンパウダーを入れてあります。好みでブイヨンとか入れちゃってもいいでしょう。

 これで、火にかけて最初強火で、沸騰したらごく弱火にして10分くらい加熱すればできあがり。二段鍋を使うとクスクスとスープがいっぺんにできあがります。


 二段になってる蒸し鍋はこんなやつです。画像は楽天市場にリンクしてあります。和食で蒸し物だと食器ごと入れるので浅いっていうレビューがあるみたいですが、クスクス鍋にするならこれで十分。



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 完成。スープをかけていただきます。クスクスがスープを吸って少しふくらみますから想像よりは満足感がありますよ。

材料 1人分

 セモリナ粉 50g
 ナス 90g(長なすを半分くらい)
 シシトウ 30g(5〜6個)
 カットトマト缶 50gくらい
 塩
 胡椒
 クミンパウダー
 #写真にはつけあわせにキュウリのスライスがついています。

 おおざっぱにみつもって 250kcal くらいかなあと思います。まあやだ、ヘルシー。小腹がすいたらおやつを食べても大丈夫そう。

タグ:民族料理 食材

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