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東北旅行:東北なのに熱海で温泉

 13時過ぎの磐越西線に飛び乗って、熱海へゴー!

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▲ここが熱海です。駅名でいうと磐梯熱海といいまして、昔この地をおさめていた武将の出身地が伊豆だったことから、温泉に熱海と名づけたらしいです。駅前に足湯があったりして、いかにも温泉地です。ど平日なので誰もいませんが。

 ここにも面白い伝説があります。このあたりに五百川(ごひゃくがわ)という川がありますが、その昔、京都のお公卿さんの娘で萩姫という人が重い病にかかりました。夢に現れた不動明王に「京都から北へ川を数えて五百番目を上りなさい」と言われ、その通りにここへたどり着き、見つけたのがこの温泉だそうです。

 で、その川は慌ててたので写しそびれました。なんせ一時間でお風呂入らないといけないんです。どんどん行きますよ、どんどん。

 目指すのは元湯という温泉施設です。もとはホテルかなんかだったみたいですが、今は公衆浴場みたいになってるとかなんとか。

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▲ここ?

 住所を頼りにたずねてみると、こんなところにたどり着きました。廃虚? ほんとにやってる? 入り口に貼り紙があり、温泉だけのお客さんはどこそこへ、みたいなことが書いてあります。やってるみたいです。というか、この書き方だと宿泊施設もやってそう(笑)

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▲……ほんとにここ?

 建物の隙間みたいなところへ入っていくと、たしかに温泉がありました。建物は古いけど、ちゃんと人がいてやってるみたいです。入湯料は時間によって違うみたいですが、お昼過ぎはうろおぼえだけど250円だったかな。とにかく安いです。

 建物がほんとに古くて、動きそうもない洗濯機が置いてあったりして、ほんとにここ大丈夫かしらって感じなんですが、浴場まで来て見たら地元の人が5人くらい入ってて、ごくごくまっとうな温泉でした。ああよかった!

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▲温泉についての説明。なぜか掃除用のモップがかけてある(笑)

 浴室はお客さんがいるので写せないんですが、昭和ローマンスを若干感じるような古い浴室です。天井に傾斜がないので「湯気が天井からぽたりと背中に」の歌そのものでした。

 大きな浴槽が真ん中にひとつ、小さめの浴槽がひとつあります。説明によると、大きいほうの浴槽には元湯(この施設)の源泉と、温泉神社の源泉が混合されていて、加温されていないのでプールのような温度です。おできや蛇のかみ傷に不思議に効果があると言われており、歴史は古く、元和年間から地元で愛されているとか。

 小さいほうは郡山市営の源泉からひかれていて、かなり温度が高めです。

 浴槽に入る前に体を洗おうと思い、水道の蛇口をひねってみたら水は出ませんでした。地元の人は知ってるみたいで、黙って冷たい方の浴槽から桶で水をくんで使ってます。

 じゃあわたしも。桶でじゃぶーん。おっ、冷たい。ほんとにプールみたい。こんなのに浸かってリラックスするかしら?

 と思ったけれど、実際に入ってみると意外といい気持ちです。体温より少し低く、冷たくは感じても決して凍えない温度。それがかえって解放感につながります。時間をかけてじっくり浸かっていたい気持ちになりました。しかし時間はあんまりありません!

 熱い方にも入ってみます。これがほんとに熱い。先に冷たい湯に浸かっているから余計なんですがかなり熱く感じます。しかし、ここに短時間浸かると体が温まり、中途半端な温度の湯に長時間浸かるよりもいいんじゃないかという気持ちになってきます。なんだか面白いです。かなり気に入りました。

 冷たいの、熱いのと、何回か繰り返して入り、時間がないので慌てて出ました。ここは早朝5時半から20時までやってるそうです。旅行の合間にちょっと寄るのに良さそうですね。

 というわけで温泉から出て、駅までダッシュ。次の電車に飛び乗りました。ここに到着したのが14時4分、今乗ったのが15時2分ですから、ほぼ1時間の温泉攻略でした。

 なんでこんなにムリしてるかっていうと、次回ここに来る時に予定を組みやすくするため。1時間でギリギリならば、2時間あったら町の散歩もできますよね。次に来る時は時間をとって温泉神社ってところにも寄ろうと思ってます。


 さて、まだ日は高いのですが昨日のことを考えると途中で何が起こるかわかりません。郡山の駅ビルをぶらっと見てから水郡線に乗って常磐線経由で帰ることにしました。

 いつもこの電車の途中で日が暮れちゃうんですが、今回はちょっと早いので風景がよく見えます。奥久慈清流ラインと言うわりに川が見えないよと思っていたら、いつも暗くて見えないところでけっこう川が見えました(笑)水郡線沿いも降りてみたいなあ。袋田の滝とか駅から遠いのかしら。

 水戸駅で乗り継ぎに30分くらいあったので駅前に出てみました。
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▲……何これ(笑)

 納豆の像だそうです。輝くつぶつぶが蓮コラなみの破壊力を持っています。グロ画像注意(って下に書いてどうする)。なんかよくわかんないけど水戸ってすごい町だ。

 納豆の威力にクラクラしながら常磐線を乗り継いで、21時半くらいに金町駅に到着です。今回は余裕をもった旅だったなあ(どこが?)。


 これで春の東北旅行記は終わりです。地震も放射線も大丈夫だからぜひ遊びに行ってください。

 みなさんお疲れさまでした。わたくしも疲れました。何やってるんですかね、わたし……orz

◎東北旅行2012年その1(記事一覧)
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◎東北旅行2012年その2(記事一覧)
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タグ:東北旅行2012年春その2 伝説

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  • 2012年05月10日(木)12時05分
  • 日記

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