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北海カンロをね

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 切ってみたんだけどね、やたら美しいエメラルドグリーンで、ひょっとしてものすごく甘いのかしらと思ったんだけどね、想像したほど甘くなかったです。いや、もちろんちゃんと甘みはあったのですが、このいかにも熟れてますという香りや、甘露という名前から連想するほど甘くない。マクワウリなのでメロンのような強烈な甘さは期待すべきじゃないのでしょうが、以前いただいたナシウリの、あのめくるめくおいしさに比べると、なにやらバカにされたみたいな味。

 見た目がやたらとハグラウリに似てますが、実は味のほうもハグラでした。ズバリ言って甘いハグラウリです。食感がそっくりで甘さの質も似ている。ハグラウリは漬物用でどんなに熟れても甘くはならない品種ですが、わたしは熟れたハグラにも甘みがあると思う。生かじりしてみればわかるけれど、遠くかすかにメロンを思わせる甘さがある。

 そもそも、メロン、マクワウリ(北海カンロ、ナシウリなど)、ハグラウリ(≒シロウリ)は同じ種(しゅ)から派生した変種(あるいは品種)で、きわめて近い、というよりほとんど同じものらしいんですけどね。なので味が似てても不思議じゃない。甘くならないハグラウリでさえ甘みを感じるのだからと、北海カンロに期待をかけすぎているのかもしれないです。あるいはまだ食べ頃ではないのかもしれないし、しばらく常温で放置して追熟させてみようかと思ってます。

 それにしても、いつぞや千葉の農場の方にいただいたナシウリはおいしかったなあ。味の質や食感がハグラ系のウリとはかなり違う感じなんですよ。こうなってくると、やはり本場真桑村のマクワウリを食べてみたいものだと。あれはハグラ系なのかしら、それともまた別の味がするのかしら。しかし岐阜県は遠い。アンテナショップが六本木にあるらしいけど六本木も遠い。ついでがぜんぜんない。

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