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凍えそうだー

 5月も半ばだっていうのに寒くて凍えそうです。台所では電気ストーブをたいているほど。あんまり寒いので日記に記さねばという気になりました。ずばり寒いです。どうなってるんでしょう。

 中国で大地震があったんですって? 被災者が苦しんでいるのにお祭り騒ぎはできない、そんなお金があるなら被災地を救えって中国の掲示板で大騒ぎになってるらしいですね。でも、今までお金をかけて準備したものを中止したら、すでにかかった費用が無駄になるような気がする。

 それにしても中国は波乱続き。これまでのオリンピックで開催直前に大災害に見舞われた国なんかあるのかな。国家をあげて開催する行事の前に大地震なんて、これが古代なら100年後くらいの歴史書に国のやりかたに天が怒ったとか書かれそう。

 地震っていえば、前にも書いたかもしれないんだけれど、もう10年以上前にモンゴルでけっこう大きな地震があった時、たまたまモンゴルから来た人と話すチャンスがあったので「地震は大丈夫でしたか」と聞いたら、「モンゴルには建物がほとんどないのでなんともありませんでした」って言ってたっけ。そりゃ都会にはそれなりに建物はあるんだろうけど郊外へ出てしまえば草原ばかりなので、どんな大地震がきても被害の出ようもないそうで、地震の被害は人災なんだと思った。地震で困るのは、もしかしたら人間だけ?

 はあ、お腹空いた。

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  • 2008年05月13日(火)20時55分
  • 日記

コメント一覧

ひろこ 2008年05月14日(水)09時23分 編集・削除

こっちも三日ばかり寒くてストーブ点けたよ。
今日はかなりマシだけどまだ長袖Tシャツ1枚だとちょっと寒い。

中国の波乱続きは情報開示が進んだ証し、と言う気がしないでもない。

珍獣ららむ~ 2008年05月14日(水)10時24分 編集・削除

それはあるね。
昔より報道が自由になっているのかも。
中国内でも食品の品質を問題視する声が高まってるのなんか
昔と違って隠さなくなってるせいだろうし。

中国人民軍はUFOの目撃記録とか隠し持ってないんですかね。
そういうのも開示しちゃってほしい気がします。
CIAが情報を開示したときみたいなUFOブームが
また来ると面白いのにー。

珍獣ららむ~ 2008年05月14日(水)11時19分 編集・削除

 今テレビで1964年の東京オリンピックの時に新潟地震があったと言ってた。国家をあげた祭典の前に日本にも天の怒りが(笑)

 家が壊れたり断層がずれたりしたものすごい写真を沢山見ているので、大惨事だったんじゃないかと思って調べたら、死者は26人……亡くなった方はお気の毒だけど、意外とそうでもなかったのね。ちょっとびっくりよ。

ひろこ 2008年05月14日(水)15時14分 編集・削除

新潟地震は県営住宅が倒れてる画像が印象的だった。

暖房の要らない時期の昼間だったから被害が少なかったのかな、神戸みたいな大火災がなかったからね。
それと昔からの住宅が雪対策でしっかりしてたと言うのも有るみたい。
やはり震災被害は人災かもね。

中国のUFO目撃情報、
とんでも系の本家というか元祖というか、
そんな物不思議でも何でもない、とか言いそうじゃない?

そうだ、平凡社ライブラリーの閲微草堂筆記 見た?
まだ上が出ただけだし文庫にはならないだろうなぁ。

珍獣ららむ~ 2008年05月15日(木)08時26分 編集・削除

 ボッキリ折れた鉄筋のアパートかなんかの前で子供がブランコに乗ってる写真がすっごく印象的だったよ。>新潟地震

 中国は、不思議でもなんでもないものをご大層に不思議にしたてあげるのが上手な国だと思うのよ。今でも謎生物の目撃情報がたまにあるんだけど、蓋を開けてみたら普通の生き物でしたって例がけっこうあるのよ。こないだどこぞで発見された口はブタ、目はウサギ、体はキツネの白い生き物なんか、写真で見るとあきらかにジャコウネコ科の何か(おそらくはハクビシン)のアルビノだし。でも、不思議とUFO関係のネタはあまり聞かないような気がするのよね。

 「閲微草堂筆記」は、まだ見てない。ちょっと面白そうだよね。調べたら中国古典文学大系に入ってるみたいなので(たぶんそれを単行本化したやつだよね。平凡社だし)、次に忘れなかったら借りてくるよ。

ひろこ 2008年05月15日(木)10時40分 編集・削除

建前上、白髪三千丈の文化を否定する政権だった関係で、
謎生物止まりになってるんじゃないかな。
国土のほとんどがエリア51みたいだったし。

これから色々出てくると楽しそうだねぇ。

珍獣ららむ〜 2008年05月15日(木)10時59分 編集・削除

 なるほど。その手の話は人心を惑わせる妄言として禁じられてる可能性があるのかー! 国土のほとんどがエリア51とか笑っていいんだかいけないんだかわかんないくらい大当たりだよねえ。今だって人的支援を申し出ている海外の団体をかたっぱしからお断りしてるらしいし。入り込まれては困る場所がいっぱいあるのかも(笑)

 超常現象とは違うけど、四川の大地震の前に異常な数のカエルが現れるなどの現象が各地で報告されてるらしいんだけど、中国で地震の予知を研究してる機関が「それは普通の自然現象で地震とは無関係」って事前に発表してたみたいなことをニュースでやってたわ(うろおぼえ)。

 中国では地震予知を何十年も前から研究していて、日本ではまったく手つかずの時代に「生き物の動きを観察することで余地できないか」とか言ってたはずなんだけどね。

Goudeau 2008年05月15日(木)21時58分 編集・削除

かの国家自体が白髪三千丈的な大ボラなので、国家といふホラにとつて有益なホラはオーケーだけど、それと抵触するホラは禁じられるんぢやないでせうかネ。

地震雲なんてことをいひだしたのも、あつちのヒトだつた気がするなあ。

珍獣ららむ~ 2008年05月16日(金)10時35分 編集・削除

 えーっ、そうなんですか? 地震雲による予知が中国発祥かもしれないとは!! 今では「日本でも昔から言われてた」みたいに思われてそうなんですが、いつごろから言われ始めたんでしょうね??

珍獣ららむ~ 2008年05月16日(金)10時55分 編集・削除

 地震雲についていつごろから言われ始めたことなのか、ろくな回答は集まらない予感がするけど、もしかして、ということもあるので人力検索に出してみました。
http://q.hatena.ne.jp/1210902840

Goudeau 2008年05月16日(金)12時46分 編集・削除

タイトルを思ひ出せないので「日本の古本屋」で検索したのですが、

『これが地震雲だ 雲はウソをつかない 付・日中地震雲学術交流会の記録』奈良市長 鍵田忠三郎、中日新聞本社(1980)

この本、私も昔持つてました。「付」にあるとほり、著者はわざわざ中共へ出掛けて学術交流してきたらしいです。

もちろん『史記』「天官書」にあるやうな迷信めいた観天望気とか、万葉集にあるトヨハタグモが地震雲だとかいひだしたら、どこが始めだかわかりませんが。

珍獣ららむ~ 2008年05月16日(金)13時04分 編集・削除

 おお、すごい。なるほど、日本で地震雲について盛んにわれるのは、やはりその本なんでしょうね。人力検索でもその本をあげている人がいました。回答者がこの人の研究だと言い切ってそれしか説明してくんなかったのでいくらか冷たい反応をしてますが、たぶん日本で地震雲を広めたのは鎌田氏で正解なのでしょう。しかも鎌田氏は中国仕込みかもしれないのですね、ふむふむ。

 鎌田氏の本は……おっ、足立区の図書館にある。行ける範囲になかったらあきらめようと思っていたのに行かねばならなくなりました(笑)

 もっと世界的な視野で言うと古代インドの占星術ですでに地震雲について論じていると言ってる人もいるので、そっち関係の本も借りてきます。


# 鎌田氏じゃなくて、鍵田氏ね。本を借りてきて活字を見てやっと気づいたわ(笑)

Goudeau 2008年05月17日(土)00時23分 編集・削除

ttp://www.dizhen.ac.cn/uw/uw_disp.exe/dizhen/home3_disp.html?key=@17343%7C17%7C1

支那サイトで地震雲を検索すると、1559年シチリー島生まれのイエズス会士ニコロ・ロンゴバルディ(龍華民)の名がよく出てきます。なんでも、有名なマテオ・リッチ(利瑪竇)のあとを継いで支那布教長となり、1623年に京城(北京)滞在中に大きな地震があつた際、吏部尚書(人事を司る大臣)の李崧毓に請はれて西洋の地震に関する本を翻訳編纂して『地震解』(1626)一書を編んだといひます。そのなかに六つの前兆現象についての記述があります。

《凡井水無有一切他故而忽渾,并發惡臭者,震兆也。凡井水滾上,震兆也。凡海水無風而漲,震兆也。凡空中,時不當清瑩而清瑩,震兆也。凡晝中或日落後,天際清朗而有雲細如一綫、甚長,震兆也。凡夏月忽有异常之寒,震兆也。》

最後から二番目の《凡晝中或日落後,天際清朗而有雲細如一綫、甚長,震兆也。》が地震雲のやうです。

それから鍵田氏の本にもある『重修隆德縣志』(1935年)の原文は

《天晴日暖,碧空清淨,忽見黑雲如縷,婉如長蛇,橫臥天際,久而不散,勢必爲地震》

どうやらこれは上のロンゴバルディの書の影響を受けてゐるやうにもみえます。ロンゴバルディが翻訳したネタ本は不明ですが、このかたちの地震雲(鍵田氏説ともよく似てゐます)の起源は西洋の書物、といふことになりませうか。

珍獣ららむ〜 2008年05月17日(土)07時09分 編集・削除

 鍵田氏が言ってる中国の資料ってそんな新しいやつなんですかね。『これが地震雲だ』の中では『一六六三年徳降縣誌』という意味不明なタイトルになっていて、三百年以上前のものだと書いてあるんですよー。ちなみにそれは中国との学術交流でもらったみたいなんですが。

 いちおう、著書を読む限りだと、鍵田氏が地震雲に気づいたのは国内外の言い伝えとはあまり関係なく、自然に興味があってよく空を見ていたら気づいたっていうことになっているみたいです(中国の観天望気の発想はお父さんやお爺さんから仕込まれていたみたいですけど)。福井地震を予知するようになったのは

>>
…三十年前(著書が出たのは昭和五十五年)からで、実ははっきりしません。現在、記憶に残っているのは、敗戦後間もない昭和二十三年の福井市の大地震です。たまたま病気で寝ていて、個人的に親しかった野村万作奈良県知事夫妻が見舞いにきてくださった。その時に異常な縄状の雲が出ていた。
(中略)
 どうして地震を直感したのか、と問われると、今は忘れてしまったが、子供のころから自然に対して興味をもっていしたし、地震など天災地変は必ず前兆現象があり、それで予知できるのだとの考えをもっていたことはたしかだ。
<<

と、説明してます。後に中国の「晴天日暖…」というのを中国の研究者からもらって「三百年以上前の地震雲の同士を中国にみつけて、実に愉快だった」と言っているので、雲で予知すること自体はわりと独自に思いついたことだったみたいです。

 ロンゴバルディの地震解もおもしろいですねー。

Goudeau 2008年05月17日(土)09時51分 編集・削除

『重修隆德縣志』の1935年といふ刊行年は、重修つまり改訂版の出た年限であつて、おほもとの本は、おつしやるとほり1663年なのかもしれませんネ。その場合、ロンゴバルディの『地震解』刊行から三十数年で、影響の可能性もより大きくなりますしネ。

又支那サイトでも、鍵田氏の名は「地震雲」呼称の命名者として認知されてゐるやうですネ。

ttp://www.chinareviewagency.net/doc/1006/4/3/5/100643512.html?coluid=45&kindid=0&docid=100643512&mdate=0513110622
(第二段落に「日本前福岡市市長鍵田忠三郎」の名がみえる)

Goudeau 2008年05月18日(日)12時28分 編集・削除

↑前福岡市市長は、前奈良市市長のまちがひですかネ??

ついでに「閲微草堂筆記」簡體字版
ttp://www.wenhuacn.com/wenxue/gudian_sanwen/08qing/weiyuecaotang/

珍獣ららむ~ 2008年05月19日(月)17時04分 編集・削除

 ロンゴバルディの『地震解』に出てくる地震雲の元ネタは、プリニウスの博物誌の正確な直訳ですね。別の記事をたてて抜き書きしてみましょうか。

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