Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.37 )
日時: 2003/05/07 12:38
名前: ちんじゅう

5月5日(月)
 晴れ。
千成ヒョウタンの芽
 千成ヒョウタンが発芽した。

 トカドヘチマはまだ発芽の気配なし。ナタマメも発芽しかかっている。

 ハゴロモジャスミンの開花。一昨年買ったもので、買ったその年はたくさん花を咲かせたが、冬に水やりをおこたったせいか葉がほとんど枯れてしまい、翌年は禿た状態で夏を迎えたので花が咲かなかった。わずかながら新しい芽が出ていたので捨てずにおいたら復活した。

 次第に初夏らしくなって、虫の種類も増えている。
 ヒメマルカツオブシムシの成虫がチデークニ(島ニンジン)の花にたくさん集まっている。花粉を食べているようだ。この虫は成虫になると植物性のものを食べるが、幼虫のあいだは動物性のものを食べるので、台所の乾物にわいたりウールの服に穴をあける。部屋に入り込まれるとやっかいだと思うけれど、防ぎようもないのでほうっておく。

 チュウレンジバチ の成虫。腹の黄色いハチらしくない姿のハチ。ツルバラの葉にとまっていた。チュウレンジバチの幼虫はバラの葉を食い荒らす。卵を産まれたらやっかいだなぁとは思うけれど、これも防ぎようがないので放っておく。

 フタオビハバチ(?)の成虫。チュウレンジバチと同じで幼虫がバラの葉を食べる。卵を産まれるとやっかいだなあと…以下同文。

 アシナガバチの仲間。アシナガバチは一種類ではないが飛んでいると種類がみわけられない。うちのまわりに巣はなさそうなので通りすがりだと思う。

 ヨコバイの仲間。ヨコバイも一種類ではないが見分け方が難しいので種類はわからない。翅の先まで緑色だったのでツマグロヨコバイ以外のものだとは思う。ポピーの茎などにとまっている。

 字書き虫ことナモグリバエ(たぶん)の幼虫があいかわらず創作活動に意欲を燃やしている。目に付き次第むしりとっているのに、二三日すると新しい作品が増えている。

 コカマキリ(?)の卵。鉢のへりにくっついているのをみつけた。まだ羽化前だと思う。もうすぐ小さなカマキリたちがぞろぞろ出てくる予定。

 ハサミムシ。これも種類はわからない。少なくともオオハサミムシでないことはハサミの形でわかる。鉢の下に隠れていることが多い。去年はハサミムシのと思われる卵もみつけた。

 昆虫が増えているのでクモの活動も活発だ。きれいな巣をはるものや、巣をはらないものなど、何種類かいるようだけれどクモの見分け方はよくわからない。

 ダンゴムシ。ひょっとするとダンゴムシも一種類ではないのかもしれないが、どんな種類がいるのかさえ知らない。枯葉の集まるところには必ずいる。

ミミズ
 ミミズ。鉢の中ではなく、なぜか鉢の下に隠れていたりする。家の前に桜並木があるので植木鉢のまわりに落ち葉がふきだまる。そこへダンゴムシがたかって細かく食いちぎり、さらにミミズが食べて土にしているらしい。
 ミミズも一種類じゃないはずだ。上の写真のものは何ミミズだろう。見分け方を調べる前に放してしまった。プランターの土の上においてやると慌ててもぐっていった。

 ナメクジ。なんというナメクジかはわからない。鉢の下にかくれていることが多い。何かの葉を食べているはずだが、ナメクジの仕業と思えるような食害に気づいたことはない。

 カタツムリ。たぶんオナジマイマイというやつで、どこにでもいるありふれたもの。不思議とナメクジほどには目立たない。

 トカゲのたぐい。鉢の影にいて、鉢をどかすとさーっと逃げていく。ニホンカナヘビとは色やシルエットが違う。一瞬だったので足の形などはっきり見られなかったがヤモリではないかと思う。
 ヤモリは新宿区のビルの中で何度も見たことがある。都会でも珍しくはない生き物だが、知人が言うには「江戸川区ではあまり見ない」とのこと。そういえば葛飾でも見たことはない。いても気づかないだけかと思っていたが、その実体やいかに。

 他にも、小さなヤスデの仲間なども沢山いる。名前のわからないごく小さなハエも見かける。ひょっとするとナモグリバエの成虫かもしれない。